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ビッグデータ用世界最高速クラスの超高速超大容量FLASH SSDストレージを発表しました

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こんばんは。吉政創成の吉政でございます。

弊社のお客様であるコアマイクロシステムズがビッグデータ用世界最高速クラスの超高速超大容量FLASH SSDストレージを発表しました。

コアマイクロシステムズと言えば、車の世界で言う無限MUGENのような会社で、300万IOPSを超えるストレージを 作ったりする日本のストレージワークス・カンパニーです。300万IPOSというのは1秒間に30万回I/Oをフルランダムで出来るようなストレージで、 RAM型SSDで構成されています。へー半導体ストレージ屋さんかぁと普通に思われるかも知れませんが、RAM型SSDは電源が切れるとデータが失われる ので、最悪の事態を想定して電源を4重化したり、超高速でI/OされているRAM型SSDをリアルタイムで高速バックアップしたりと、結構な技術が必要な のです。

コアマイクロシステムズは、従来より販売してまいりましたSuper SSDの次期モデル(SANDAY BRIDGE CPUベース)G3シリーズを発表しました。従来モデルに比べ、大幅な性能アップと、従来には低価格を実現しました。ランダムIOPS150万回以上、ランダムスループット15 GB/s以上のクラス最高の性能を誇ります。

ランダムIOPS150万回というと、想像がつかないような数字ですよね。ちなみに「ランダム」とつくかどうかは結構大きなところです。ビッグデータなどの解析系はランダムなI/Oなので、ランダムI/Oで速くなくてはいけません。単純にストレージが速くてもそれだけではだめで、今回の新製品のように「B+TREE フル連想記憶型・超大容量DRAM キャッシュ搭載」することで、超高速なI/Oを実現できると、本当にビッグデータで使えるようになると思います。

「B+TREE(ビー・プラス・ツリー)」とはコンピュータサイエンスにおけるデータ構造の一つです。ブロック単位のランダムアクセスが可能な補助記憶装置(ハードディスクドライブなど)上に実装するのに適した構造として知られています。今回の新製品にはコアマイクロシステムが開発したB+TREEフル連想記憶型・超大容量DRAMキャッシュが搭載されています。

「B+TREEフル連想記憶型・超大容量DRAMキャッシュ」とは何かと言えば、詳しくは以下に技術資料がアップされていますので、興味がある方はダウンロードください。

http://www.cmsinc.co.jp/doccenter/index.html
※上記の最下段「コアマイクロシステムズ次期戦略・新製品発表資料一式」をご覧ください。

なお、今回発表したメインのラインナップは以下の通りです。

Super SSD Enterprise(G3)(SLCモデル)
URL http://www.cmsinc.co.jp/products/superssd_enterprise.html

Super SSD Professional(G3)(MLCモデル)
URL http://www.cmsinc.co.jp/products/superssd.html

世界最高速の世界を是非ご覧ください。

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