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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

国内PaaS/IaaS市場シェア(売上金額別)

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皆さん、おはようございます。

ITRから2010年の標記調査結果が発表がされました。

市場シェアは以下の通りです。

富士通 17.9%
IBM 8.6%
Amazon Web Service 7.1%
SalesForce.com 6.8%

その他 59.6%

上記だけを見ると、富士通に海外勢が襲い掛かっているように見えますが、実際は富士通が海外勢を引き離したそうです。 がんばれ侍クラウド!

※宣伝:PHP技術者認定機構はNiftyさんに特別協賛を頂きました!

 http://www.phpexam.jp/

さて、富士通がトップシェアですが、その他が59.6%です。
今後はホスティングの市場と同じ展開をすると個人的に読んでいます。

その昔、ホスティングが流行った時に、多くのホスティングサービスが生まれましたが、価格競争になり、事業売却やアウトソーシング化が進み、実際に自前の環境で展開している会社はかなり減りました。クラウドもそうですが、インフラ系のビジネスは必ず価格競争になります。理由は機能面での差別化が難しいからです。

買収やアウトソーシングの話になると、契約上や商習慣上、日本のベンダーのほうが有利であるため、今後はますます富士通や他の国産ベンダーが伸ばすのではないかと思います。

やっぱり、データを海外ベンダーに預けるのは、ちょっと怖いですよね。

事故が起こっているのも海外ベンダーですし、Amazonクラウド 公式発表「 Amazonはアメリカの会社なので東京リージョンもパトリオット法の対象内です」 (2011年3月2日)は日本法を踏みにじる発言として個人的に許せないです。

詳しくは以下をご覧ください。
http://blogs.itmedia.co.jp/yoshimasa/2011/08/dropboxgoogledo-e7f6.html

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