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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

生涯エンジニア

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昨日、某メディア様の会議室で、Ruby技術者認定試験制度、Rails技術者認定試験、Android 技術者認定試験制度、PHP技術者認定試験の責任者が集まり、新しいコーナーの立ち上げについて議論をしました。

OSSに限定したわけではないのですが、ベンダーニュートラル系の開発者向け資格が全員集合といった感じでした。

IT業界の問題点や、あるべき姿などを議論し、一つの方向性が見えてきました。(あくまで方向性なので、まだ最終決定ではありません)

その中で非常に印象に残ったキーワードは「生涯エンジニア」でした。
起案はAndroid 技術者認定試験制度責任者の満岡氏です。「生涯エンジニア」の詳細定義は満岡氏のブログをご覧ください。一言で定義すると「技術に興味を持って、自らの意思で夢中で「作り上げるエンジニア」ということです。シンプルな定義ですが、物作りへの興味、こだわり、執着こそが原点であると考えていた私は非常に共感しました。

日本のIT業界を面白くするためには。

いろいろな方法があると思うのですが、IT業界が技術の業界である以上、優秀な技術者が多く排出されるべきであるし、その為の最初のステップであり、根幹である「生涯エンジニア」が文化として日本で普及していく必要があると考えています。
IT業界は伝統工芸のような習得に何十年もかかる技術ではなく、若くても熱心に取り組んでいる技術者であれば道が開ける業界だと思います。

今回の企画はそんな企画になると思います。
次回の会議で具体的なエンジニア候補を出し合い、企画をさらに練り上げ、夏には新コーナーが立ち上がると思います。

メンバーもいいメンバーですし、今後がとても楽しみです。

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