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この時期にビジネスを自粛するべきか否か

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昨晩、匿名の書き込みがあり、その書き込みがきっかけとなり、このブログを書いています。
そもそも匿名の書き込みを相手にする私もどうかと思うのですが、重要なことだと思いますので、敢えて、標記について書こうと思います。

最初に述べておきますが、今回の東日本大地震について、その重さをないがしろにしているわけではありません。私自身、個人的に義援金をお送りするだけではなく、私が理事長をしているPHP技術者認定機構では今後半年間の売上の5%を義援金としてお送りすることを報道発表しています。また、節電はもちろん、極力客先にも自転車で移動するようにしています。自分としては最大限の支援をしているつもりです。

さて、本題です。

この時期にビジネスを自粛するべきか否か

これについてはいろいろな考え方があってしかるべきと思います。私は自分以外の意見を否定するつもりはないです。むしろ筋が通っていれば、それは称賛するべき考え方であると考えています。

自分の意見を述べると、この時期、つまり危機的な状況であるからこそ、全力で立ち向かわなければならないと考えています。それは、災害に対してと言う意味だけではなく、自分の仕事や、場合によっては子育てかもしれません。人それぞれが持っている専門分野において全力を出すという意味です。最大のスペシャリストではない自分が被災地に行ってもかえって迷惑になる場合があるという考え方です。

それよりも復旧後のことを考えれば、それぞれの専門分野で全力を出して、一日も早く、国力を高められるように最善を尽くしたいと考えています。

つまり、この時期にビジネスを自粛するか否か?という問いについては、ビジネスが専門分野の人は全力で取り組むべきだと個人的に思います。地震、原発事故、大不況をまともに食らっては本当に日本沈没してしまいそうです。

災害地支援に対してはお金を送ることと節電くらいしか私はできないので、仕事を全力でやります。

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