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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

ビジネスの成功者になれるかどうかは結局その人の性格に依存するような気がする

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マザーテレサの言葉です。

思考に気をつけなさいそれはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさいそれはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさいそれはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさいそれはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさいそれはいつか運命になるから。

この言葉は私が好きな言葉の一つです。まさにそうだなぁと思うことが多いです。

能力的にはたけているのに成功しない人がいます。
能力的にはそれほど高くないのに成功する人がいます。

一人だけで完結する小さなビジネスであれば、個人の能力だけで何とかなるような気がしますが、お客様や取引先が発生した時点で、個人能力は成功の十分条件ではなくなると思います。人との付き合いは性格的なところが重要な要素になると思うからです。

また、能力的にそれほど高くなくても性格が良ければ、力を貸してくれる人がいて力を貸してくれる人々の能力も合わせた総合力で勝負ができるようになるというのも大きいと思います。

性格が真面目であれば、その人が提供するサービスの品質が高くなるは当たり前ですよね。

ということで性格がビジネスの成功にとって大事ということがいいたいのですが、当たり前のことなので、あまり長く書かずに本題に入りたいと思います。

上記のマザーテレサの言葉で大事なのは、性格を変えられるというところです。

「思考」⇒「言葉」⇒「行動」⇒「習慣」⇒「性格」⇒「運命」と連鎖しているので、「思考」から順番に気をつけていけば、やがて「性格」も「運命」も変えられると思うのです。

「思考」をかえるには?

「思考」は「経験」と「学び」のサイクルで成長していくと思うのですが、そのサイクルで重要なのは「師匠」だと思うのです。

実際によくある話ですが、人間のほとんどは自分の価値観で物事を測る傾向があります。

「経験」をして、そこから「学ぶ」時に、自分の価値観だけで勝手に理解をしてしまう人が成功しない一番の根本だと思っています。

例えば、ある期間頑張ってみて結果が出ないと、「その取り組みはだれが何をやってもうまくいかないこと」と思いこもうとするようなケースです。このケースはホントに多いです。たいていこのケースのパターンの人は「世の中そんなにあまくない」と思っていたり、わりとシニカルだったり、つまりその、まがった性格になってしまっている人です。この手の人は口では自己否定的なことを話していても、本気な自己否定ができない人です。この時に師匠がいて、厳しく正してくれると、経験からもっと学べることが多くなると思うのですが。それができれば、成長が早くなったり、性格が成功しやすい性格になったりすると思うのですが、、。

この考え方に共感する若い人に言いたいのは、早めに師匠を作ったほうが良いと思います。

年がたてば、たつほど頭は固くなり、師匠と思える人を受け入れにくくなるからです。

師匠は一人じゃなくてもいいです。多すぎても問題ですが、そこそこはいた方が良いと思います。親もある意味人生の師匠ですが、同じ業界での他人の師匠がいいと思います。他人の師匠には甘えられないので、その距離感がいいと思います。

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大変多くの方に「はてなブックマーク」の登録を頂きました。誠にありがとうございます。その中のコメントで、「どうやったら師匠を見つけられるのですか?」というコメントがありましたので、自分なりの考え方を「師匠の見つけ方」というブログに書きました。ご参考ください。
 

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