オルタナティブ・ブログ > 吉政忠志のベンチャービジネス千里眼 >

IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

TwitterマーケティングからFaceBookマーケティングへw マーケティングが根付く会社とそうでない会社の違い

»

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

先日、お客様先で、FaceBookマーケティングの売り込みがあった話がありました。

米国では7割の企業がFaceBookを活用したマーケティングをしているそうです。日本に根付くかどうかは別にして、当然そういった動きが日本には起こると思います。

しかしながら、Twitterマーケティングでも、FaceBookマーケティングでも、通常の広告を行うマーケティングでも、マーケティングがうまくいく会社とそうでない会社ははっきり言って存在します。

これは今までマーケティングをやってこなかった会社はこれからやってもうまくいかないというのではありません。私のお客様では何社も成功している事例があります。

では、マーケティングが成功する会社としない会社は何が違うのでしょうか?

私の感覚で言えば、自分自身が変わることができる力をもった会社かどうかということだと思います。

例えば、マーケティング分析を行い、明確な課題と解決方法が見つかったとします。
それに対して「当社には今まで培ってきたやり方がありますので、その方法は変えられません。」とのお返事を頂くことがあります。当然戦略を選択する権利はありますが、このやり取りが何回も続くと、「もしかしたら、この会社は自分自身が変わらずに、成功したいと思っているのでは?」と思うことがあります。ビジネスってそんなに甘くないと思うのです。

マーケティングはその会社が持っている良いものを効果的に伝え、その反応を分析し次の戦略の判断材料を提供することが本質だと思います。

よって、自分自身を変えていこうとしない場合、良くならない物に対して注目する人はないので、マーケティングを継続しようとすれば、広告費をどんどん増加しなければならなくなります。そして、結果的に赤字に陥りやすい体質になったりしますよね。

では、自分自身が変わる事が出来やすい体質の会社はどういう会社でしょうか?

マーケティング面では経営層でマーケティングに関する見識がある程度あり、社内で人事評価制度を始めとしたマーケティングを実行しやすい環境を作れることだと思ういます。

いくら社長や役員が、「マーケティングをやれ!」と言っても人事評価の基準にそれが無い場合は、社員は本気で活動をしませんよね。そういう環境を作れるかどうかが第一歩だと思います。

また、社長以外の役員でマーケティングに強い人がいることも重要だと思います。社長がマーケティングに強い場合、どうしてもマーケティング戦略が客観的に判断されにくくなり、良い結果が出にくくなるような気がします。よって、社長以外にマーケティングに強い役員がいない場合は、マーケティングの体制が強化されないばかりか、マーケティングで良い案も役員会議で出てこないので、マーケティングが機能しないことになりかねないです。

売上も含めて親会社に完全依存している会社を除き、マーケティングが機能せずに成功した会社はIT業界には存在していないです。

外部の方からマーケティングに強いといわれていない会社は今一度、考えてみても良いかもしれません。

Comment(0)