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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

OSSコンソーシアム 発足!!

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先日、都内某所でOSSコンソーシアムが発足しました。

僭越ながら発起人副代表とマーケティング委員長を務めることとなりました。

改めて宜しくお願いいたします。

ちなみに、ロゴはこんな感じです。

Oss_consortium_logo_3   

海外のOSS業界団体と交流も考え、日本の国花サクラをイメージしています。
(ちなみに、ロゴ案は小田切さん発案です。なかなかいいセンスですね!)

新部会を含めた部会構成は下記サイトを参照ください。
http://www.osscons.jp/

ちなみに、OSSコンソーシアムの今後ですが、下記の活動をしていきます。

OpenSourceWORLD2009にて初日10時から下記の講演をします。

OSSコンソーシアム発足記念講演
「実例によるOSSビジネスの利益の上げ方」 

詳細は>http://www.idg.co.jp/expo/osw/2009/conference/details.html#OC1-1

続いて第一回総会及び記念セミナーは7月29日を予定しています。
当日は、IT業界の超有名社長と著名OSS業界社長を招いての豪華パネルディスカッションを計画しています。

本セミナーのご案内状をご希望の方は、mmag@osscons.jp宛に空メールを送付いただきますと、メルマガにてご案内を送付させていただきます。

OSSでビジネスの活性化!を目的とした新団体です。
(無料の準会員もありますので、是非お気軽に遊びに来てください)

さて、このOSSコンソーシアムですが、10年間続いたLinuxコンソーシアムの後継団体になります。奇しくも時期を同じくしてIDG様のLinuxWorldも今年からOpenSourceWorldに名称変更されます。

Linuxが一般用語化される前から知っている私としては、LinuxがOSSの代名詞的に扱われたり、当たり前のように使用されているこの状況を嬉しくもあり、少々悲しくも感じています。

無資源立国である日本は、頭脳を資源とするソフトウェア産業を強化するべき!
一方パッケージソフトの97%を輸入に頼っている日本の状況を打破し、
日本のソフトウェア産業を世界に通用するソフトウェア産業として成長させることに貢献したい。
その為にはソースが公開されているOSSは非常に有効な材料であり、伸ばすべきである。と考え、今まで微力ながら活動をしてきました。

↑上記の考え方に興味がある方は、以前、ComputerWorldに寄稿した記事が記載されているので、宜しかったらご覧ください。
http://www.computerworld.jp/news/trd/49136-1.html

いろいろなOSSが登場し、日本でもそれなりに普及してきましたが、日本のソフトウェア産業は本来のOSSの良さをどこまで生かしてきたかと問えば、それは、それなりに・・としか言えない状況だと思います。(普及して来ている観点でいえば、お客様には喜ばれている側面もあるのだと思いますが)

諸先輩方の意見を聞くと、今以上に昔は、もっとコンピュータ(敢えてこう書きます)やソフトウェアのことをよく知っているエンジニアが総じて多かったようです。

中身の動きを知らないエンジニアが増えると、国内産業は空洞化し、極端な話を言えば、日本のソフトウェア産業は、単なる市場でしかなくなってしまうような気がします。(それすなわち、ソフトウェア産業が儲からない産業になり、若い人材が増えなくなり、衰退していくことになりかねないです)

「だったら、おまえは何かしてるのか!?」

との声が聞こえてきそうですねww

少なからず今まで自分なりには努力してきましたが、結論としては結局一人では何もできず、大きな力を得なければ、大したことはできないとは、当時から、いや、年々強く感じています。

とある社長に聞いたことがあります。

吉政「何で社長になったんですか?」

某社長「やりたいことがあったからだよ」

結局、やりたいことがあったら、自分でやるしかないですね。
(↑自分で書いていて思ったのですが、めちゃめちゃ当たり前のことでしたねw)

今は、それだけの実力が伴っていないのが最近よく分かりますので、しばらく力を貯めたいと考えています。

息子はもうすぐ7歳になります。

息子が社会人になった時、オヤジの仕事が産業貢献できているくらいに功績を残したいですね。

それでは今日はこの辺で。

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