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なぜ銀行のアイコンはパルテノン神殿風なのか?

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ギリシャが大変なことになっています。その中でニュース映像としてよく使われているパルテノン神殿。まさしくギリシャのシンボルという出で立ちですね。誰もがあれを見た時に「ギリシャだ」と思うでしょう。一部を除いて。

私はその一部です。もちろんギリシャだと感じてはいるのですがつい別のものを思い浮かべてしまいます。それは銀行です。なぜだかわかりませんが、パルテノン神殿風の建物は様々な場面で銀行を表すアイコンとしても用いられるのです。

例えばこれら2つのリンク先。英語のブログですが銀行をパルテノン神殿風のアイコンで表現しています。

http://tbanking.blogspot.jp/2010/10/banking-business-model.html

http://invest-in-private-mortgages.com/?p=20

そして今はなきOfficeのクリップアート機能ですが、存命中には「銀行」で検索すると神殿風のアイコンが出ていたかと思います。

アイコンだけでなく現実世界でもそのような事例があります。名古屋出身の人にはお馴染みの神殿風の銀行建築です。例えば三井住友銀行の上前津支店はこのような装いです。(googleストリートビューを以下に埋め込みました。ブラウザにより表示ができない場合があります。その際はgoo.glから始まる下記リンクから確認ください)

https://goo.gl/maps/pSMYg

 

 

 

ネット上でも現実世界でも。そして海外でも。なぜこのような文化というか文脈があるのでしょうか。ヒントは意外にも日本語版Wikipediaという身近なところにありました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/パルテノン神殿

パルテノン神殿がただの崇拝の対象や戦勝の記念だけでなくペイディアスが奉納したアテーナー像の壮大な収納殿と見なすべき点もある。そして同時に、紀元前454年にデロスからアテナイへ移されたデロス同盟の基金を保管する部屋も備え、国庫という機能も持った。

なるほど。パルテノン神殿はアテーナー像を奉る場所でもありながら国庫としても使われた歴史があったようです。また、この時代に建設された神殿の多くは神殿と国庫を兼ねていたようです。日本だと正倉院のようなものでしょうか。言われてみると日本語文献よりも英語文献のほうが神殿=銀行の法則を使っていることが多いように感じます。日本では日本史と世界史が同量くらいですのであまりギリシャ時代を深く知っている人は多くないかもしれませんが、ヨーロッパやアメリカの学校ではこの辺りをよく教えているのかもしれませんね。だとすると日本人がギリシャの金融危機のニュースでパルテノン神殿のカットからATMの行列へと移り変わるシーンを見た時の印象と、欧米人が抱く印象とではまた違った部分があるかもしれないなと思いました。

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