ingressのポータルが墓地に作られていてぎょっとした
ARゲームのINGRESSがiPhoneでも遊べるようになったということで私も遅まきながら始めてみました。
現実世界で遊べるGoogleの“陣取り”ゲーム「INGRESS」にiOS版が登場 - ねとらぼ
山手線で移動するときなどにがーっとポータルをハックしていくのはなかなかおもしろいものです。まだレベルが低いので本格的な攻防戦には手を出すことができていないのですがみなさんが夢中になるのもわかる気がします。というか夏場に外の日差しを浴びながら(歩きスマホにならないように)チラチラとスキャナーを見つつ歩いているとGPSの演算と外気温の高さからか、ホッカイロのように暑くなりバッテリーが急速に減っていきます。これはiPhoneの寿命のためには夜の涼しい時間帯にのみやったほうがいいのかもしれません。それかiPhoneをテザリング親機にして激安androidスマホですかね。
さて、それでうろうろしていたところ自軍のポータルが密集していたところがあったので近づいてみました。すると周りが塀で囲まれていて近くによることができないのですね。塀の奥にはお墓がずらりと。そこは雑司ヶ谷霊園等とは違ってお寺の敷地の一部がお墓となっているため檀家さん以外は入ることが難しいような場所でした。といっても他の方に続いてするっと入ってしまえば止められることはないと思います。そんな場所でした。塀の外からは何十メートルもあるのでレベルの高い人しか攻撃ができなそうでした。もちろん個人レベルの墓石がポータルになるべくもなく、ランドマークがポータル化されています。
ingressのルールをよく読んでいないのですが、例えば中学校の校内ですとか、大型の企業の研究所等にポータルを作った場合には同じように特定の人しか到達できないような場所へのポータル設置というのは今のところ実際に行われているようです。通報したら消されるのか、それともそれもゲームの妙なのかはわかりません。例えば今また悪い意味で話題になってしまっている理化学研究所の敷地を見てみると中のほうに1箇所ポータルがありました。また、敷地が広大かつアクセスが難しいという意味ではおそらく最強クラスの自衛隊駐屯地を見てみたところ中立のポータルが2つほど。これは一般公開や見学コースで撮った写真から申請はしたもののなかなかハックしにいけないという状況でしょうかね。
自分個人としては家族の墓石のすぐそばにポータルがあり、スマホを持った人がウロウロしていたらあまり気分は良くなかろうという気もしますけれども、それが200年や300年ほど前のご先祖さまのお墓そのものがポータルになっていて、ingressがきっかけで興味を持ってもらえたりしたらそれはおもしろかろうとも思います。そのあたりも考えるとingressが「実験」と称されている理由がわかる気がします。