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iPhone4にインターネットNinjaはついていますか?

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いよいよ発表されたiPhone4ですが、我が家では妻と自分と2台の購入が内定しております。妻は今の携帯が老朽化しているところにソフトバンクのポイントの有効期限が来るため、自分は端末の割賦金が今年の秋頃に終わるので、という理由です。今持っている3Gは回線を解約して子どもにあげることになるでしょう。

個人的に思うところとしてはCPUが高速化されればされるほど、ネットワークの遅延や細さに伴うイライラ感が大きく感じられるのではないかということです。

ISDNテレホーダイ時代のインターネットの絶妙な速度は、フルで出ないときのアナログ56kbpsの諦めの境地よりは早く、かといって次から次へとサイトを閲覧するにはもったりとしており、実に中途半端な使い心地でした。今でこそタブブラウザは大量の情報を効率的に閲覧するために使われていますが、当時の多窓というとサイトのDL待ち時間を解消するための人力パイプライン制御という位置づけでした。

それをソフトウェアの力で補っていたのがインターネットNinjaです。事前にWebサイトに埋め込まれたリンクのうち、クリックされそうなものを読み込んでダウンロードしておくという手法により「インターネット高速化」をうたうソフトウェアでした。特にリンク構造が整理されたニュースサイトの閲覧時にはその効果は絶大だったように記憶しています。(反面、リンク構造が汚い個人サイトでは先読みしに出かけたNinjaが迷子になってしまうことがありました。)

残念ながらこのNinjaはADSLから光ファイバーの流れで滅んだようです。

しかし昨今のモバイル環境に目を向けますと断続的にしか電波が拾えないようなケース(新幹線のトンネルの多い区間や地下鉄など)もありますし、なにより電波が悪く回線速度が遅いケースもあるでしょう。いや、フルで使ってもソフ(略

そのような状況でより処理が高速になったiPhone4を使ったら、そのイライラは3Gや3GS以上になると思います。インターネットNinjaのように先読みを行い、思考を妨げないレベルのレスポンスを返してくれるブラウザが搭載されたら人気が出るのではないでしょうか。とはいえ回線とバッテリーを使いまくることが目に見えている先読み系アプリは審査が通らないかもしれませんね。

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