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青春のBIO_100%

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私がPCを好きになった要因として、BIO_100%の存在は大きなものです。

小学生の時から家にPC-98があったことから、自分でn88-BASICのゲームを作っていました。小学生の時はゲームと言うよりは簡単なサンプルプログラムを作って満足していました。フロッピーディスクという概念もよくわかっていませんでしたから、DISC-BASICでなくてROM-BASICでちょこちょこと作っては電源を切ってさっぱり忘れ去るという潔い楽しみ方でした。

中学に入って数学の知識が増えると自分でゲームらしいゲームを作るようになりました。シューティングなり、RPGなり、アクション(これが一番難しかったような)なり、パズルなり、基本的なものは一通り手を出しました。そうするうちにベーマガ以外にもパソコンの本を読むようになったところでBIO_100%のゲームに出会いました。

BIO_100%というのはフリーのゲームを作っていた人たちのグループ名です。私の印象としてはMS-DOSで遊ぶゲームを作っていたように思いますが、それ以外もあったかもしれません。公式サイトがあって、いくつかのゲームはWindowsで遊べるようになっています。

私が一番好きだったSuperDepthと似た名前のWinDepthというゲームがダウンロード可能になっていますが、残念ながらWindows版のWinDepthとは味付けが違うようです。WinDepthやってみたところ宇宙ステージとかアイテムとか記憶と違うところがありました。ダウンロードはできませんが、他にはMARKADIA、Metys's Snow Wars、蟹味噌、CarII GRANDPRIX、名前がわかりませんがイカとかタコが出てくる縦スクロールのシューティングゲームなどをやりこみました。

実はこのときに友人とこれらのゲーム(記憶が定かではないですが、これらはフリーウェアだったはずです。万一違うものがあっても10年以上前の話なのでご容赦ください。)の貸し借りやらコピーやらをしていて人生で初めてのコンピュータウイルスに感染しました。こちらのエントリでもちょっとだけ触れています。

一般システムエンジニアの刻苦勉励 > 凶悪なコンピュータウイルスが生まれる5つの要素
http://blogs.itmedia.co.jp/yohei/2008/01/5-fd4c.html

私が感染したのはYankee Doodleというウイルスで、17時にPCを起動しているとアルプス一万尺(Yankee Doodle)が演奏されるというものです。Wikipediaを読むまで知りませんでしたが、アルプス一万尺ってアメリカの独立戦争時の愛国歌だったんですね。

それはさておき、BIO_100%って今は何をしているんだろうと思い調べてみたところ、公式サイトからWindows版のゲームがダウンロードできるようになっているだけで、おおっぴらにゲームの開発はしていないようでした。その代わりに、有限会社バイオ百パーセントとして存続し、2chの運営でおなじみのドワンゴの株主になっているようです。色々なゲームのクレジットに名前があったALTYさんがドワンゴの取締役をしている、という記述をネットで見つけたのですが、先ほどドワンゴのサイトを見たところご本名は見当たりませんでした。

BIO_100%のゲームで楽しませてもらっただけではなく、2chもBIO_100%と関係があったんですね。(詳しくはWikipediaのBIO_100%の項をご覧下さい。)私だけじゃないと思いますが、この2つで自分の人生が変わったと言っても過言ではないくらいです。中学生のあの頃に戻って「表に出て太陽を浴びろ」と言いたいくらいです。

でも、もう一回雪合戦したい……。

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