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合コンに始まった2人は合コンに終わる

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林さんが「合コンをしたいと思う職業ランキング」からわかるネットとリアルのつながりというエントリを書いておられました。IT業界の職業が入っているかな、いないだろうな、でもひょっとして、と思いながらチラっと見たらなんと『IT企業関連』が5位に入っていました。ベンチャー企業社長というのは8位としてランクインしていますので、これはいわゆるSEの事なのではないでしょうか。IT企業関連をシステムエンジニアに読み替えてみましょう。

  1. 医師
  2. 弁護士
  3. 芸能人
  4. パイロット
  5. システムエンジニア

いや、きっと違いますね。やっぱりmixiとかそういう会社のことなんじゃないかと思います……。

さて、『合コン』で思い出した格言があります。大学の時に友人から聞きました。

合コンに始まった2人は合コンに終わり、ナンパに始まった2人はナンパに終わる。長く付き合うなら「友達から」が一番だ。

<意味>
合コンに来て恋人を探すタイプの人は、折り合いが悪くなったら合コンで相手を見つけてさっさと分かれてしまう。ナンパで捕まえた彼女は折り合いが悪くなっていなかったとしても、自分よりも良い男にナンパされたらついていってしまうかもしれない。合コンやナンパで恋人探しをしないような子と友達として知り合ってお互いをよく知った後に付き合うのが一番だ。

関係ない話ですが、合コンで知り合った2人が結婚すると披露宴では「2人が付き合うきっかけは共通の友人からの紹介でした」と言われますね。確かに両親を前にして共通の友人がセッティングした合コンで知り合ったとは言われたくないものです。

さて、この言葉は何も男女の出会いの話だけではないように思います。企業と企業の付き合いを想定して、合コンを「展示会」に、ナンパを「飛び込み営業」に、友達からを「紹介」に読み替えて考えてみます。

展示会をきっかけにして営業チャネルを開くのに成功したお客様は、自社と取引が始まった後も定期的に展示会に足を運んで新しい情報を仕入れていく可能性が高いでしょう。飛び込み営業をきっかけにして営業チャネルを開くのに成功したお客様は、自社と取引が始まった後にも飛び込んできた営業マンの話を聞くことでしょう。しかしお得意様からの紹介で取引が始まったお客様は、良い紹介があるまでは自分から動かないタイプかもしれません。

そもそもの格言の確度が不明ですので、この予想も確かかどうかわかりません。担当者が異動してしまえばやり方もガラっと変わる事もあるでしょう。しかしながら展示会や飛び込み営業などで話を聞いてもらう事ができたお客様は、ライバル企業の話も聞いていると思って間違いはないでしょう。

こういったお客様は不満を感じたら自ら行動するという積極性を持っていると考えられます。手抜きしてサービスを落とすなどして顧客満足度を下げてしまうことがあれば、自分の知らないうちに展示会に足を運んだり飛び込み営業を招き入れたりして「次のパートナー」を探すための努力を始めるかもしれません。

男女関係の場合は別れる前に次のパートナーを探し始めるのは「浮気」ですので賛否が分かれるところですが、企業の場合のこういうのは「浮気」と言えるんでしょうか?

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