音大出身の女子がロボットと暮らす決意
昨日は、本オルタナティブブログを書いているブロガーのみなさんが集まる会。アイティメディアさんの会議室をお借りして、ねとらぼの太田智美さんが、Pepperと暮らし始めて(!)1年の報告をしてくださいました。
太田智美さんは知る人ぞ知る音大出身者。音楽大学ですよ、音楽。その後、院を経てアイティメディアに入社されています。いわゆる、リケジョではないイメージですよね。その太田さんの家にはデベロッパーバージョンのPepperがいて、一緒に出勤し、ときには一緒に新幹線に乗って移動されています。
「Pepperには感情認識機能があっておもしろい」
そう思う人がいたら、それは一般販売向けのPepperです。太田さんのPepperは、もっと前に登場したもの。初代のPepperなんですよね。なので、ある意味で空っぽ。一からプログラミングしていかないと、うんともすんとも、という状態です。それを、太田さんは難なく(少なくとも、今はそう見えた)使いこなしておられました。
Pepperという体重28kgで階段を登れないロボットと一緒にいると、大変じゃないか、と思うのですが、興味深いのは「私が成長する」という言葉を何度も聞いたことです。
ロボットって機械なのですから、いくら費用がかかったとはいえ、どこかで飽きたり、どこかでやる気を失うこともあり得ると思います。彼女の原動力がどこにあるのか、までは分かりませんでしたが、自発的に動く強い意思を持っているのは確か。
僕たちは、ともすると誰かに何かをしてもらうのを待っていたりするもの。そうではなく、プロアクティブに動くことをロボットと暮らす女子が見せてくれた。そんな時間でした。いや、感動した!
太田さん、アイティメディアのみなさん、ありがとうございました。