理解するにはカンタンに頷かない
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先日の日曜日に、ワールドビジネスサテライトの特集番組「ニッポン再生!緊急会議」というものをやっていたので、そこで少しだけ視て、その後オンデマンドで視てみました。
そこで議論されていた話には、一つひとつ深く頷くものがあったのですが、出演されていた中で、キャスターの小谷真央子さん、コマツ相談役の坂根正弘さん、ディー・エヌ・エーの南場智子さんの視点と仕草が気になりました。
僕は、誰かが一生懸命話していると、ついつい頷きながら聴いてしまうクセがあります。これは自分のことながら憶測なのですが、無意識に「聞いていますよ」という意志、合図なのかな、と。しかし、上記の方々は、相手の目、仕草をしっかり見ながら話を聴いている(ような)ので、カンタンには頷かない。理解し、反論があれば反論するし、同意する点があれば、どこに同意するのか、という説明をするためには、カンタンには頷かないのかな、と感じました。
自分自身を振り返ってみると、たしかにものすごく緊張しないといけない場面で聴いているお話は、相手をしっかり見据えている気がします。その中で、頷くべきポイントがあれば頷きますし、補足が必要だと思えばすみやかに補足する。そういうものなのかな、と。
人の仕草を見ていると、ずーっと頷きながら聴いている人もいますが、中には「本当に聴いてる?」と聞きたくなる時があるのですね。「えぇ、えぇ、えぇ、はぃ、はぃ、はぃ」なんて言葉がくっついていると、「いやいや、ちゃんと聞いてくださいよ」と言いたくなるような。(笑)
番組を視るうえで、とても大事なことを議論されていたのですが、その中で少し興味深く感じたところでした。
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