DeNA南場さんの講演記録から感じた、自分のことばかり考えているヒトたち
先日、「LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲」という本を出された、フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグさんの講演が、グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミットというところで行なわれたようです。女性向けということでなければ、ぜひ拝聴したかったです。(シェリルさんの講演記録はこちらです)
そこで、僕も読んだ「不格好経営
」の著者、南場智子さんが講演されたということを伺いました。女性のイベントで南場さんが講演されたというのは、とても不思議だったのですが、こちらの講演記録を拝読すると、冒頭にご自身の違和感について語っておられます。(笑)
南場です。私あのぅ、今日すごいアウェイ感を感じてまして。女性であるとか、男と女という枠組みで物事を捉えることが、すごく苦手というか、好きではなくて。
僕も「女性活用」とか聞くとクラクラします。(笑)女性とか男性とか関係なく、そしてもちろん国籍も学歴も関係なくて、「やるべきことを覚悟を持ってやる人」なら誰でもウエルカムだから、なんですね。結果的に当社は女性比率が高いだけなんですが。
男女の話はこれくらいにして、南場さんが「人や自分に向かわずに、コトに向かう」というお話をされているのが印象的でした。僕たちは、ついつい男女とか、年齢とか、学歴、さらには国籍とかに囚われてしまいがちですが、実はそれって本質的なものではないと思うのです。
南場さんが「人や自分に向かわず」と仰有っていますが、僕たちはつい「他人のダメなところ」が目に付き、「自分」はもっともっと、を求めてしまいます。しかし、冷静になってみると、これでいい「コト」が、いい結果が出る気がしませんね。やるべきことは「コト」であって「ヒト」ではないのですから。「ヒト」は覚悟を持って、やるべきことに取り組むべきなんですよね。
過去に当社に面接に来られた方は、間違いなく男性のほうが多いのですが、覚悟を持って臨んでいるヒト(少なくともそう感じられるヒト)は、結果的に女性が多かった、ということだと思います。昨日、「Web制作会社の採用担当として、応募者にお願いしたい4つのこと」というブログを拝読しました。全くその通りだと思いまして、面接に来るにも関わらず、本気で取り組んでいない、数多い面接の一つくらいにしか考えていないヒトは、その会社のことを調べもせずに来てしまう。これも、自分のことしか考えず、面接をして採用に至って、さらにそこで仕事をして成果をあげていく、というところまでイメージしていないヒトが多いのでしょうね。
さて、僕もリーンインという本を読んでみようかと思う次第です。