アベノミクス便乗ネタの異常なほどの増加
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10連休の方がうらやましいと思う一方で、休める時には休むことが大切だと感じている大木です。
歩ける日は極力歩こうと思っていまして、昨日の午前中は天気が崩れないと聞いていたので徒歩で出勤。自宅からほど近いスカイツリーも、根元からの撮影です。
さて、安倍政権になってから、やたらと耳にする「アベノミクス」。Wikipediaによると「安倍晋三の秘書は「首相が自ら口にしたことは一度もない」と証言している」とされているアベノミクスですが、最近はそれをネタにした本や記事といった「アベノミクスネタ」が異常なほどに増えてきたようです。
アベノミクスは、下記の3つを基本方針としており、安倍はそれを「3本の矢」と表現している。
・大胆な金融政策
・機動的な財政政策
・民間投資を喚起する成長戦略
まあ、安倍首相とエコノミクスから来た造語ですから、経済活性化戦略のことを指すようですが、アベノミクスネタはそこに留まらず、安倍首相が口にした一言一句を取り上げて、就職活動、女性の労働環境改善にまで言及しており、有ること無いこと取り混ぜて書かれているのが気になるところ。
社会生活の基本は、自己責任だと考えています。もちろん、我々の小さいチカラだけで経済活性化なんて達成できるわけはありませんが、我々のような人間が食うに困ったところで、生活保護をもらうのが精一杯。今よりも生活レベルを向上させていくところは、自分で切り開いていくしかないと思うのですよね。
書籍や記事を見ると、それが「正論」と鵜呑みにしてしまう人がいます。活字に弱いというのか、そういう人が少なからずいるようですが、それはちょっと見極めるチカラをつけるべきかと思いますね。書籍になろうと、新聞やネットの記事になろうと、書いた人の主観が入りまくった私見であることが往々にしてあるからですよね。(個人ブログは別ですね)
僕も本を書いていますし、いろいろなところで記事を書いているので分かるのですが、こういうネタに乗っておくと部数が伸びますし、ページビュー(PV)が伸びるのですね。だから、ついつい安易に乗ってしまい、また編集側もPV欲しさにそれを前面に出してしまう。しかし、中に書かれていることの正当性はいささか怪しいものが混在しているわけです。
こういうものを目にするに当たり、自分たちの見極めるチカラを養わなくては、と感じた今日この頃です。
こういうものを目にするに当たり、自分たちの見極めるチカラを養わなくては、と感じた今日この頃です。
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