BYODですか?意外とお金がかかりますけど・・
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昨日のITproに、NTTデータさんがBYODを開始した、ということが掲載されていました。
NTTデータがスマホの私用・業務モード自動切り替え技術開発しBYOD導入、アプリ無償配信も(ITpro)
「自動モード切り替え技術」は、スマートデバイスの物理的な位置(GPS情報や検知した接続している無線LAN)、時間帯、ログインしたユーザー、社内ネットワークなど指定したネットワークとの接続の有無によって、業務モードや私用モードなどを自動切り替えする技術。モードにより、ホーム画面を自動的に切り替え、カメラや無線LANなどのデバイスやアプリケーションの利用を許可したり禁止したりすることができる。
逆に考えると、ここまでやらないとNTTデータ社としてのBYODは許可できない、ということになるのでしょうね。部署によっては、多くの社外秘情報を持っているのでしょうし。
どこが発祥の情報かは分かりませんが、「BYOD=コスト削減」という印象が一人歩きしていることがあるようです。たしかに、会社から社員に端末を貸与するのではなく、社員の端末を業務活用するので、一見安くなるように思えるのかも知れません。
しかし、上記ニュースのように、「その会社で何を、どのようにするのか」によっては、かなり多額の費用がかかることがあるのですよね。社内システムを使うための開発であり、VPNの準備とか、アクセス権限を付与するための仕組み、シングルサインオンなどなど。メールとブラウザだけでいい、と言っても、その会社のメール内容次第では、セキュアにやり取りしなくてはならなかったり。
このニュースを見る限りでは、Androidだけ認めるように読めるので、これがiOS、WindowsPhoneすべてを認める、となると、もっと大変なことは容易に想像できますね。
BYODも、どこかで割り切らないことには、どこまでも費用がかかってしまいます。どこに集中し、どこを割り切るのか、を考える必要がありますね。
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