コピペプログラマでは、さすがに難しいと思う件
3月も半ば、週末は暑いくらいでしたが、今日はうってかわって寒いですね。明日はまた気温が上がるようですが、最低気温は3度とか。季節の変わり目、というのでしょうか。みなさんもお身体には、くれぐれもご留意ください。
総裁が、おもしろいことを書いておられます。 プログラミングするうえで、どの言語がいいとか悪いとか、僕自身はプログラマではないですが、ソースレビューをしてきた人間としては、個人的に関係ないと思います。言語がスタートではなく、目的がスタート。何をするために、もっとも速くて確実な言語を選択すればいいだけ。と言ってしまえばカンタンですが、言語という以上は、習得に時間がかかる人もいるので、習得の時間も鑑みる必要がある場合もある、ということでしょうね。
以前、とあるプロジェクトで、セキュリティの関係でネット使用不可、という環境でプログラマの方に仕事をしていただかないといけないケースがありました。そうすると、外部から来ていただいているプログラマの人が「それではサンプルソースを探せません!」と仰有るのです。
サンプルソースは、(こちらのプロジェクトに関係ないという意味で)「赤の他人」が作成したものであって、しかもネット上にあるものを鵜呑みにしていいのか、という疑問が湧いてきます。そして、それを検証する術がない、というのですから、ますます困りものです。
「そんなことを言い出したら、ネットにあるソース全てを疑わないといけないじゃないですか!」はい、そうですね。疑います。我々はお金をもらってシステムを構築するのですから、どこかからコピってきたものを修正するだけでは、存在意義がなくなってしまいます。コピってきたとしても、そのソース全体を解読し、どこがどうなっているから、ここはこう変えるべきだ、ここは間違っているから修正、ということくらいが出来ないことには、プログラマと呼ぶことすら難しい、ということになってしまう。「我々はプロなんだから」という大上段な話でもなく、単に目の前のコストをいただくことを考えるだけでも、コピペくんでは満足を提供できないのですよね。
先週も、人月商売からの脱却、という会話がありました。SE80万、PG60万という人月単価は、確実に崩壊してきています。出来る人なら人間換算で数百万になってもほしい。その代わり、すぐに作ってほしい。数ヶ月なんて言わないで一週間でどこまで出来るの?という感じでしょうか。そして、要らない人はいくらでも要らない。
バリュー、付加価値、いろいろな表現がありますが、自分にお金を支払ってもらう価値というものを考えて続けないといけない時代に入ってきたのだろうな、と感じている次第です。