iPadを本当に市販アプリで仕事に使えるのか
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昨日と今日のセミナーでは、「iPadは市販アプリでここまで使える!」と題してお話をさせていただいています。たしかに、iPadを仕事に使う本もたくさん出ていて、Dropbox、Evernoteなどの無料アプリを使って「僕はこうやっています」というような記事もたくさんあるのですが、大半はフリーランスやフリージャーナリストの方で、大企業の方には到底真似できなさそうな活用が多いようです。
当社でも、「無料アプリは不安」とか、「有料でも市販アプリでは当社に合わない(と思う)」というご相談をいただくことがあります。しかし、かといって導入の予算がたっぷりあるわけでもなく、さらには導入効果もよく分からない。検討に検討を重ねているけれど、やっぱりよく分からない。中には、すでに2ヶ月検討しているけれど結論は出ていない、という企業もあります。これは時間がもったいない。
下世話なお話ではありますが、企業の中で「人件費」が占めるウエイトはとても大きいのですよね。特に、ロボットを使った工場を持っているとかでもない限り、あるいは営業会社などでは間違いなく人件費がコストのほとんどを占めています。その人件費を、「検討」に費やすのはもったいないと思うのですよね。
昨日、登壇した皆さんからもご說明したのですが、スモールスタートをする、パイロット(試験)導入してみる、ということがとても大切だと思います。仮に100人の営業マンにiPadを持ってもらうことを検討しているのであれば、たとえば5台とか10台とか、それくらいの負担の軽いところでスタートさせてみる。
その段階で、開発費用をかけるのは難しいでしょうから、市販アプリ(AppStore上のアプリ)でスタートさせる。そうすることで、「当社にはこういう機能がある方がいい」とか「こういう場面でも使いたい」などと、ニーズがいろいろと出てくるようになります。
過去に見てきた導入がうまくいかない事例は、大量のiPadを一気に導入させたり、あるいはそうしようとして検討に時間がかかり過ぎたり、また自社としての「このように活用してほしい」ということを社員に説明しないまま配布してしまうケースがほとんどです。
その段階で、開発費用をかけるのは難しいでしょうから、市販アプリ(AppStore上のアプリ)でスタートさせる。そうすることで、「当社にはこういう機能がある方がいい」とか「こういう場面でも使いたい」などと、ニーズがいろいろと出てくるようになります。
過去に見てきた導入がうまくいかない事例は、大量のiPadを一気に導入させたり、あるいはそうしようとして検討に時間がかかり過ぎたり、また自社としての「このように活用してほしい」ということを社員に説明しないまま配布してしまうケースがほとんどです。
せっかく導入するのですから、効果がない導入をしてはもったいないのですよね。企業がiPadを導入するということは、目的でも何でもありませんから。ツールとしてのiPad、されど使い方次第では驚くほどの効果を出すことも可能です。
【ご案内】
本日のセミナーにご参加されたい方がいらっしゃいましたら、初台の東京オペラシティ32Fのセミナールーム受付で「イシンの大木のブログを見て」と仰有っていただければ、ご入場可能です。特に、最後のパネルディスカッションは、今日も楽しんでいただけると思います。
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