すべての人に支持されようとは思わないこと
今日から出社の方もたくさんいらっしゃるようです。当社は7日からですが、本日は自宅でいろいろと進めたいと思います。それにしても寒いですねえ。言ってもしょうがないですが、5時台に犬の散歩をしていると、寒くて手がかじかんでしまいました。四季があることは嬉しいですが、夏大好き人間としては、ついつい背中が丸まってしまいそうになります。
Amazonの書籍を買うときに「カスタマーレビュー」は、あまり参考にしないようにしています。それは、人気がある書籍であればあるほど、賛否両論あるからなんですよね。
これは、あるベストセラー書籍のカスタマーレビューなのですが、星5つの高評価がいくつもある一方で、星2つという低評価もあるわけですね。中には、星5つに対して一つしか星を付けていない、という書籍も存在しています。
こちらは別のベストセラー書籍ですが、(数値で書籍が特定できるかも知れませんので、あえて隠しています)ご覧のとおり、星5つ、星4つが200以上も書かれている中で、星1つが100以上も存在しているわけですね。
先日、とあるニュースサイトに、AppStore等のカスタマーレビューがモンスター化している件について書かれていましたが、こちらもそれらしきレビューがいくつも存在します。個人的に恨みがありそうなものもありますし、個人批判も複数見受けられました。
どんなに素晴らしい書籍でも、どんなに人気のあるアプリでも、全ての人に受け入れてもらおう、なんて無理がありますよね。その知名度が上がればあがるほど、売れれば売れるほど、反対意見の母数が膨らむのは当然です。
僕たちは、ついつい反対意見を不愉快に感じてしまったり、賛成意見を盾に反論したくなってしまいます。これって、もっと狭い範囲で言えば中間管理職だってそうでしょうし、ビジネスモデルに対してもそうですよね。
大事なことは、どれくらいの支持を集めることを目標としていたのか、だと思います。どれくらい売れることを想定しているか、その想定以上に売れたとき、当然のように反対意見も出てくるわけですね。これをいちいち気にしてもしょうがないのですよね。芸能人の方が言うところの「有名税」に相当するのかも知れません。
僕たちビジネスパーソンは、どちらの立場にもなり得ると思います。読者やユーザーの立場であるときには、これらを反面教師とし、決してモンスター化しないようにしようと思えばいいでしょうし、相手が不愉快だと感じるようなレビューは、わざわざ書かなくてもいいだろう、と考えることもできますしね。(本の批評と人物批評は全然違いますよね)
お正月にはいろいろと本を読んだ中で、こういうカスタマーレビューから学ぶこともあるなあ、と感じた今日この頃です。