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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

若者から「グローバルってなんですか?」と聞かれたら、なんと答えますか?

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昨日の日経新聞に、僕が勝手に友人と決め込んでいる、オデッセイ・コミュニケーションズ社長の出張(でばり)さんが、グローバル化ということについてコメントをされています。また「Gift」という、文部科学省と外務省が協力しているプロジェクトにも、出張さんが応援メッセージを出されています。

日経新聞の中で出張さんは、カタカナ語による言葉の一人歩きについて、そして親離れ子離れの重要さについて話しておられます。グローバルというカタカナによって、現実感のないものになっている言葉ってたくさんありますよね。IT業界やコンサルティング業界は、カタカナ語を使いすぎて当事者ですらきちんと落とし込めていないことがあるほどです。

また、親離れ子離れの話では、米国のボーディングスクールについて触れられています。ボーディングスクールというのは、寄宿生制度の学校ですね。日本でも、一部そういった学校がありますが、東京に住んでいる人たちがそういう学校に行くケースは少ないですね。特に都内の場合、家から通える学校に行くことがほとんどだと思います。それはそれでいいのですが、親離れ子離れという視点はどうなっているか、でしょうね。

僕の時代には、社会人になったら親元から離れることが一般的でしたが、今では実家から会社に通う人が多いようですね。経済的な問題があるのでしょうが、僕は経済的にしんどくても親元から離れたかったですね。でないと、カッコ悪いと思い込んでいました。時代もあるのでしょうが、僕がそんな考えを持っていたのは、シンガポール大学に行っていたせいかもしれないなと、今になっては思います。いいとか悪いといった話ではないです。

さて、そんな日本にいて、なかなか外から日本を見る機会を持たず、さらに海外のことも勉強していない人だと、若者から「グローバルってなんですか?」と聞かれても、答えようが無いでしょうね。まして、グローバル化となると、何をもってグローバル化なのか、ってひと言では言えませんしね。

僕は、グローバル化のスタートは、自分が変わることだと考えています。変わるというのは容姿とかいったことではなく、視点を変えるということです。日本を起点にせず、その物事にあった起点を考える、といった具合ですね。日本ありきではない、ということです。

ただ、こういう話をすると、日本批判を始める人がいるのですが、それも本質的ではないのだと思います。日本人として、日本出身者として、日本をどのように捉え、どう関わっていくのか、ということだと思うのです。

すみません、日曜日ではありますが、前々から気になっていることを思い出した次第です。

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