MDMの選択基準はこうだ!
イシン株式会社ではスマートフォン・スマートデバイスの法人導入支援事業をやっているのですが、最近ではMDM(Mobile Device Management)という、スマートデバイスを遠隔で管理するサービスとのセットでの導入が増えてきています。やはり、導入台数が増えてくると、紛失のリスクも増え、またそれによる情報流出の危険性もあります。MDMではそのリスク軽減に加えて、ユーザーが情報システム部門に送り返すという手間も必要なく、遠隔で自社専用アプリケーションの配布をすることもできるので、スマートデバイスの活用には欠かせなくなってきているんですよね。
昨年8月のテックターゲットの記事では、 33種類のMDMが紹介されていますが、現在は50種類以上にも増えています。こうなってくると、選定に苦慮するのは当たり前ですね。
で、一般的に比較するためには、比較表を作る。でも、MDMが出来ることって、実はどれも同じなんですよね。 特にiOSの場合には、アップルプッシュ通知サービスを使うため、アップルが認めない機能は作ることができないわけです。(アップルサイト参照)
※Androidの場合には、GPS記録や通話履歴などもMDMで取得することが可能ですが、iOSではできません。
なので、比較表を作っても、どれも同じところに◯が付くだけで比較表を作る意味が無い、ということになってしまいます。当社にも、そういうご相談が増えてきています。
当社では、そういう場合の判断基準は3つ、とお伝えしています。
1.管理画面の使いやすさ
MDMの多くは海外のサービスのローカライズ、あるいはそのまま使うようになっているのですが、中にはExcelを貼りつけたような画面構成になっており、複雑すぎることがあります。端末ひとつを選択するにしても、探すのが面倒。あるいはグループ単位で選択できず、一台一台をチェックしていかないといけない、となってしまうと、台数の多い法人では使い勝手がわるいものになってしまいますよね。
iOS、Androidの両方を制御できるMDMだとしても、管理画面のシンプルさ、使いやすさは重要なポイントだと思います。
2.周辺サービスの充実
MDMはクラウドで提供されるものが多いのですが、MDMと連携して使える周辺サービスもいろいろと提供されています。クラウド上で使えるセキュアなオンラインファイルサーバ、同様にカレンダー、アドレス帳など。あるいは、セキュアなブラウザ機能を持ったサービスもあります。
せっかくMDMを導入しても、オンラインファイルサーバは別途契約、とかなってしまうと面倒ですよね。また、連携しているサービスのほうがシームレスに活用できるので、ユーザーにとっても使い勝手がいいと思います。
自分たちがどういう周辺サービスを必要とするか、で考えてみると、MDMの選択基準が見えてきます。
3.価格
MDMの提供スタイルは各社さまざまですが、「結局ぜんぶでなんぼ?」ということが重要になってきますよね。「いくらかかるの?」と。これがわからないと、稟議をあげることもできません。
クラウドで提供されるMDMの料金は、初期費用と月額費用に整理することができます。初期費用は初期設定してもらう作業費用ですが、その後何年も支払っていく必要がある月額を考えるといいと思います。「MDMとしての基本機能だけでいい」というのであれば、1端末あたり月額100円から提供されています。
当社では、月額100円で提供するSmartAirportの販売代理店契約を、提供元のリアルコムと契約いたしました。(イシンリリース・リアルコムリリース) また、周辺サービスの豊富なMDM、そして国内実績ナンバーワンのCLOMO(アイキューブドシステムズ)も取り扱っております。いずれも日本発の使い勝手がいいサービスです。MDMの検討から導入、運用までワンストップでお手伝いいたします。お問い合わせは、こちらまでどうぞ。