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ノマドも出張も、単に手段でしかないわけで

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 僕が昨年書いた社員が出社しなくても仕事が止まらない会社のつくりかたでも、ノマドワーキングという単語を使って、オフィスの外で仕事をするスタイルを推奨しましたが、僕の本で書いたのはあくまで会社に所属している人のことです。ところが、最近はノマドワーキングというワークスタイルのことと、フリーランサーという職業のことが混同して話されている気がします。
 一部では、ノマドという単語がファッションのように使われているという人もいるようですが、その証拠は無いので議論してもしょうがないところです。
 
 これは、「海外出張に行ってみたい」と言っているのと同じで、何をしに行くのか、だと思います。オフィスですべて済んでしまう仕事なのであれば外に出かける必要はありませんし、外ではできない仕事もあります。
 一方で、営業マンを含む、外出を余儀なくされる職種があり、都度オフィスに戻らなくていいようなワークスタイルができるのであれば、時間的に節約できますし、効率化を図れる。それは、フリーランサーだけではなく、会社員でも条件さえ揃えばできるわけですよね。それは、外部から必要なデータにアクセスできる、といったIT面もあれば、直行・直帰しても評価できる仕組みも必要です。(実際、製薬会社では直行・直帰を取り入れている企業が多いです)
 
 おそらくノマドワーキングという言葉を使い始めたのは、佐々木俊尚さんだと思いますが、佐々木さんの著書「仕事するのにオフィスはいらない」では、ノマドワーキングをするためには、以下のような資質をあげていらっしゃいます。
 
1.集中力、注意力のコントロールができること
2.情報をコントロールできること
3.仲間とのコラボレーション(連携、協調)ができること
 
 3番の「仲間」は、会社員であれば「同僚」や「上司」「部下」に置き換えてもいいかも知れません。カフェなどで仕事をしていても、ついつい気が散ってしまうようでは作業が進みませんし、そもそもカフェは何時間もいることを前提とはしていませんよね。そんなに何時間もあるのなら、都内であればオフィスに帰れますし。
 
 最近、ワークスタイルであるはずのノマドワーキングが主語になっているような気がしていたので、少し気になった次第です。
 
<2012/02/26 16:42>誤字修正しました。

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