社内SNSは仕事か否か、を定義する?
トヨタさんが社内SNS「TOYOTA Global SNS」というものを導入するようです。最初は8,000人から、とのことですが、それにしても8,000人というのはすごい話ですね。満を持して、の導入でしょうから、きっと導入に際しての施策もいろいろ考えておられるのでしょう。
すでに社内SNSは新しい取り組みではなくなっていますが、社内の情報共有、ナレッジマネジメントというものは、古くて新しい課題ですよね。少人数でも情報共有できていないケースはたくさんありますし、メールが埋もれてしまって読み切れていない、なんてことも起きますよね。僕も前職で、毎日1,000通を超えるメールが届いていた頃は、もう全部読み切れるはずもなく、ましてCCに入っているとどうにもならなくなった覚えがあります。
以前、ある企業で社内SNSを導入されたのですが、気楽な書き込みをする社員に対して、上長から「遊んでいるのか」と言われたため、進みかけていた情報共有が一気に萎んでしまった、ということがありました。これは僕も経験があるので、すごく分かります。ブレーキをかける管理職がいると、一気に冷めてしまうんですよね。
どんなツールを使うか、ということも重要ですが、社内SNS導入に際して、そういうブレーキをかけないで済むような文化の醸成が必要なんでしょうね。難しいですけど。
当社ではZyncroで情報共有を進めていますが、どんなツールを使うかもさることながら、そもそも「情報共有とは何か」を理解し、「情報共有の重要性」がわからないことには、難しいのでしょうね。もちろん、情報共有が必要な企業ばかりではないかも知れませんから、どんな業種、業態にも適用する話ではないのでしょうけど。