試行錯誤中のマーケティング、指標をどこに置きますか?
クラウド関連を含め、以前はSIをやっていた企業でも、サービスとして新たな取り組みを始める企業が増えてきたように感じます。そういった企業の、一番の課題がマーケティング。何を、どのようにしていくべきか悩みどころです。特にネットを活用したマーケティングには、皆さん頭を悩ませているようですね。
さらに、最近ではソーシャルメディアを使ったマーケティングを考える企業も増えているため、そこをどうやっていくか頭を痛めているマーケティング担当者が多いようです。ま、ソーシャルメディアを主軸に置いたようなマーケティングには無理があるわけですが。
マーケティングの物差しは、ROIで表現する企業もありますし、KPI(KGIとセットにすべきですが・・)で見ようとする経営者もいらっしゃいます。ただ、今まで取り組んだことのない分野のマーケティングになると、急に「投資だから」と、指標を明確にしないマーケティングをやっている企業を見かけることがあります。
いや、明確にしていないわけではないですね。指標があちこちにあるため、何で図っているのか分かりづらいということかと思います。PVなのか、セミナー来場者なのか、問い合わせ件数なのか。。。
僕個人的には、取り組んだことのない新しい分野、製品であればあるほど、物差しは売上に置くべきだと考えています。目標の売上を明確にし、それを売り上げるためにそれぞれのマーケティング手段、手法が存在するわけですね。
一時的には、PVを上げたり、セミナーが来場者を増やす努力も必要ですが、あくまで物差しは売上。いくら売り上げるのか、を明確にしないで、PVだけ増えてもしょうが無いですし、セミナー来場者が増えても、そこで断ち切れてしまっていてはダメですね。いわゆるマーケティングのファネルの入り口を増やす努力は必要ですが、最後の成約、売上が変わっていないようでは、ファネルを広げた意味がない、と考えています。
手法はいろいろあるでしょうが、自社の軸はブレさせないように。これが経営者の大事な仕事だと痛感している今日この頃です。