営業マンは、本当にキーボードが必要なのか:iPad2
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iPad2が発表され、今後も導入する企業はどんどん増えていくことと思います。あ、iPadのみならず、タブレット端末という意味です。
僕がいろいろな企業の方とお話ししていると、「導入したいのだけど、社員がキーボードが必要だと言うんです」というご相談をいただくことがあります。iPadにはソフトウェアキーボードがありますが、
1. ソフトウェアキーボードだから入力しづらい
2. キーボードで画面が半分隠れてしまう
というところが、問題だということなんですね。中には、別途Bluetoothキーボードを持ち歩いている方もいるようですが、僕はそこまで必要とはしていないんです。
むしろ、営業マンの仕事全体を見直す機会なんじゃないかな、と思っています。それは営業マンだけが考えるのではなく、バックオフィス系で出来ることはないか、ワークフローで見直すべきことはないか、といった具合です。
iPadなどのタブレット端末のGPS機能を使って、MDMなどで居場所を探すことがでいますよね。あれを使って、日々の日報の中で「場所」「訪問先」という入力を減らすことも出来るわけですが、これは反対する人が多いようです。居場所を特定されたくないようなのですが、これだって上手に使えば便利な機能だと思うんです。行動を全部取っておくけれど、レポートに使うものは選択できるようにしておくとか。
一人一台のPC配布という企業がほとんどかも知れませんが、PCが本当に仕事に必須なのか。それ自体を見直してもいいんじゃないかな、なんて思ったり。ソフトバンクテレコムが推進しているホワイトワークスタイルでは、営業マンはiPadだけ。社内では共用のシンクライアント端末が置いてあって、そこで作業するそうです。
ま、社員の方の話では、良い点と改善すべき点があるようですが、それもやってみたから分かったことですね。やってみるという機動力が必要なのだな、なんて感じます。
働き方の見直しは、決して簡単なことではないと思います。そこを経営層が強くコミットし、推進するプロジェクトメンバーのアサインが必要ですね。でも、やってみる価値のあることだと思う次第です。
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