オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

東京マラソンで感じた、ボランティアのマネジメントの難しさ

»

 昨日は東京マラソンでしたね。疎い僕は、知らずに自転車でオフィスに行ったのですが、帰りは大混雑の中を帰ってきました。おかげで、東京マラソンを堪能できたわけですが。

 
 東京マラソンのボランティアは、某スポーツメーカーがスポンサーをしているようで、みなさん同じパーカーを着ています。それぞれ役割によって色分けされており、グレー、黄色、ブルーなど、色とりどりのパーカーが目立ちます。水担当はブルー、といった具合ですね。
 そこで見たのが、裏の路地でタバコを吸っているボランティア、コンビニを集団でうろついているボランティア(何も買わない)、通行人を妨害するように集団で輪を作って喋っているボランティア。
 
 ボランティアですから、注意しづらいのでしょうか。周りの年配のボランティアも注意しないし、そもそも誰がリーダーなのか分からない状態。水を配る場所に、ブルーのパーカーを着た人は数十人いるのですが、水を配っているのは数名。あとは、その場にいるだけ。喋っているのがほとんど。それもマラソンと反対方向を向いて喋っている。これは、水以外の場所でも同じような状態です。働いているのは、ほんの一部の人だけ。
 
 僕が某NPOに関わっていた頃、イベントを主催するときに、ボランティアのマネジメントは本当に難しいと感じました。人がいないと困る、でも、いると困る人まで来てしまう。誰でもウエルカム、としてしまうと、要らない人が来てしまうわけです。かといって、厳しいルールにすると、人が少なくて困ったり。
 
 昨日見ていて感じたのは、東京マラソンという一大イベントではありますが、本当はもっと少ないボランティアで運営できるんじゃないかな、と。そこをきちんと算出できれば、本当にボランティアをやりたい人だけで、快適に出来ていたのではないかな、なんて思ったり。
 
 これはどんなイベントを運営しても同じですね。人の振り見て我が振り直せ、という言葉を思い出した日曜日でした。

Comment(4)