「インテル入ってる」って、何が入ってるの?〜インテル・ブロガーズミーティング
昨夜は、丸の内にあるインテルさんのオフィスで、オルタナティブブロガーのブロガーズミーティングでした。昨夜ご紹介いただいたのは、「Active Management Technology (AMT)」と「Anti-Theft Technology (AT)」です。
「え?インテルって、CPUだけじゃないの?」
はい、僕も少し前までそう思っていました。(^^; いや、ま、さすがにグローバルで80,000人もいらっしゃる企業ですから、当然他にもいろいろあるのでしょうが、あんまりよく分かっていなかったのが本音です。
小俣さんも書かれていますが、昨夜はデモも見せていただきました。特に、電源を落としているPCを遠隔で操作するというデモは、とても興味深かったです。それ以外にも、持ち出せるモバイルPCが、ある一定期間管理者からアクセス出来ない状態。つまり、紛失したとか、盗難に遭ったなんてPCは自動的にアクセス出来ない状態にする、といったものは、勤務体系が多様化している現代ではすごく役立つと思いますね。
管理者の作業を監視する仕組みというものも興味深いです。一般的に日本企業では、情報システム部門が社員の作業を監視していても、監視している人たちの作業は、上長が目視で監視、あるいは管理するしかないところが多いですよね。セキュリティに違反していないか、といったことを監視できるわけです。
日本のIT関連以外の企業では、経営者はITに疎い、なんて普通にあることですが、ITに云々ではなく、自社のセキュリティの最高責任者は経営者、あるいは経営陣なのですから、「いやあ、情報システム部門に任せていまして。あっはっは」ではいけないのだと思います。
しかし、じゃあどうやって仕組みで管理するか、となると、ソフトウェアベンダーを呼んで、高いお金を払って・・・となると、これまた現実から遠ざかってしまいます。そうではなく、そういったことは既にPCに実装されていて、その仕組みを使えばいい、というのはありがたいんですよね。
懇親会では、雑談で話していたのですが、10年、20年を本気で考える企業って、日本にはあるんだろうか、と。そして、日本の大企業ばかりではなく、自社はどうなのだろうか、と。当社は、いったい何年先を見ることができているのか。インテルさんと比べるのは烏滸がましいですが、先を見た企業にならなくては、と強く感じた次第です。