褒めて育てる大切さ
最近好きなポッドキャストに、「ラジオ版 学問ノススメ」があります。ここ最近聴けずにたまっていたのですが、一気に聴きました。先週のものが作家の渡辺淳一さん。渡辺さんいわく、「最近の小学生は勉強し過ぎ。そんなヒマがあったら(笑)もっと人間関係を学んで欲しい」とのこと。確かになぁ、分かっちゃいるけど・・・ってところです。
その渡辺さんが最後のほうに仰有っていたのが、「もっと子供を褒めよう。褒めて褒めて、図に乗った人間が大きく伸びる。良い素養を持っていても、褒められないと伸びづらい」というお話しでした。
確かに、子育ても、部下の育成も、こと日本人は褒めることが上手ではないですね。たまに褒めたと思ったら、とってつけたみたいになったり。それではウソくさいですよね。
かくいう僕も日本人なので、褒めることが上手ではありません。子供に対しても、ついつい出来ていないところにばかり目がいってしまって。でも、冷静に考えるといいところって一杯あるんです。部下もきっと同じだと思うんですよね。
僕は褒めるのが下手くそだと自覚しているので、出来るだけ普段から人を観察するようにしています。ま、もともと人が好きなので、観察というと偉そうですが、よく見ているんですよね。見ているから、いいところ、悪いところが早めに分かる。で、褒めるべきポイントを探すんです。そうすれば、下手くそな僕でも、少しくらいは褒めることができるわけです。
渡辺さんも「もっと人を好きになって欲しい」という話をされていました。その「人」は、AさんとかBさんという固有名詞ではなく、「人間」のことです。もっと人間を好きになれば、誤解も少なくなるし、そもそもコミュニケーションミスによる問題なんてなくなっちゃうんでしょうね。
渡辺さんのお話を聴いたのは、かれこれ17年くらい前ですかね。ますますお話しに磨きがかかって、心豊かになれる気がしました。
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