iPadで教育をインタラクティブにするということ
名古屋文理大学というところが、来春入学してくる学生(情報メディア学科)にiPadを無償配布すると発表しました。
もともとiPhoneアプリを作成したりしていたようですが、情報メディア学科のサイトを見る限り、WindowsPCが並んでいる程度です。しかし、その情報メディア学科がiPadの導入を決めたと言うことですね。(無償かどうかは、学費との見合いですね)
学生にPCやこういった情報端末を配布するというと、eラーニングや教授からの通知など、一方通行に使用することをイメージしますが、この学科では、
iPadを学内のLANにWiFi接続して、学生と教職員のコミュニケーションツールとして利用するほか、授業の資料の配布や、授業中に学生がiPadを使って自分の意見を文字で書きこみ、その場ですぐに情報を共有して活用するなど授業での積極的な利用を計画しています。
とアナウンスされています。教授や大学からのアナウンス、資料配布にも利用される一方で、自分の意見を書き込んだり、その場で情報共有をするために利用されるとのこと。
教育というと、文字だけ見ると「教えて」「育てる」わけですが、実際の教育現場では一方通行であるように感じています。特に日本の教育現場では、「いいから覚えなさい」といった記憶型の教育(それは教育?)であることが多いように思います。
米国では、既にシートン・ヒル大学、ジョージ・フォックス大学、およびアビリーンクリスチャン大学という3大学がiPadの導入を発表しています(WIRED VISION)。名古屋文理大学は日本初の発表ですが、来春までには他大学、専門学校、高校なども発表するのではないでしょうか。
こういったインタラクティブな教育で、変わっていくものがあるんでしょうね。楽しみですね。あ、電子ブックリーダーとしてのiPadではなく、多機能情報端末としてのiPadに対する期待です。(未だにkindleと比較する意見があるので、念のため)