天地人という大河ドラマが終わりました。あまり見ていなかったのですが、最終回は最初から最後まで見ました。その中で直江兼続が石田三成の遺言を受けた話がありました。それは「義」です。

 大義名分という言葉がありますが、何をもって「義」とするのか。今日(こんにち)において、「義」はどんどん揺らいでいるように感じます。
 一年ほど前から日本経済にリーマンショックの影響がおとづれ、大義と称していろいろな契約形態の人たちが職を失いました。ここ最近の話題は、事業仕分けです。この中にも、本当に中止していいものか、と議論され続けているものもあります。スーパーコンピューターもそのひとつ。

 僕が20代の頃にお世話になった方が仰有っていた言葉が印象的でした。

「正義っていうけれど、正義と正義がぶつかったらどうなるのか」

 確かに、正義と正義がぶつかることは往々にしてありますよね。どちらも、私利私欲だけではないこと。それは、正義と正義とぶつかりなのかもしれません。その当時、その方が仰有った言葉で、とても違和感を感じた言葉。

「勝った方が正義なんだよ」

 若造だった僕は、「勝った方が正義」であるなら、負けたほうはどうなるのか、と違和感を感じたものでした。
 今でも違和感を感じる面はあるものの、具体的な反論を持ち合わせていないのも事実です。違和感を感じたから、「それはおかしいと思う」と議論になったのも懐かしい話ですが、具体的に名案を持ち合わせているわけでもないのに、すぐに反論していたのは僕の悪いところだったのだと、今になって反省しています。

 「義」とはなにか。実は、そのときすぐに答えが出ないものなのかも知れません。どんなときにも、お互いをいたわり合いながら生きる。そういう生き方も必要なのではないか。兼続の最期を見ていて、そう感じた今日この頃です。

kumaboo

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コメント
kiyo 2009/11/23 22:19

「義」には色々ありますよね、人に対して、組織に対して、主義や主張に対にして
今の時代は何に「義」を立てるのか判断が難しい時代かと思います。
今までの慣習で行われてきて「義」は時代にそぐわなくなり逆に足を引っ張る場合もありますよね。
私の場合は、自分の考え方が時代の流れに合っているかを判断材料にして、
自分の考え方に「義」を立てるようにしております。

ooki 2009/11/24 07:10

>kiyoさん
最近は「義」と称しているけれど、私利私欲が入り交じっている気がします。それは政治家のみならず、民間にも蔓延しているような。。。
この時期だからこそ、義を考える経営者の登場が待たれているようにも感じます。
私も研鑽します。


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大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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