30代になったころから感じていることなのですが、「やりたいことが見つからない」ということを言う方が多いんですよね。社会人になると自分の将来を考えることを求められることが多い。で、よくよく考えてみると、何をしたいのかがよく分からない、ということになるのだと思います。
 一方で「これはイヤだ」「あれはやりたくない」という言葉もよく耳にします。外回りの営業はやりたくないとか、コツコツがんばるような仕事はイヤだというようなことが多いように思います。
 これって、どうしてなんでしょうね。
 僕は、やりたいことが見つかるなら良いのでしょうが、やりたくないことしか見つからないのだとすると、「なぜやりたくないのか」ということに、ちゃんと向き合うべきだと思うんですよね。なぜ、なのか。
 例えば、外回りの営業はイヤだというなら、なぜなのか。夏は暑いのに、汗をかいているからイヤなのか、お客さんと話すことに苦手意識があるのか、あるいはそれ以外の何か?
 新卒の頃なら、なんとなく格好良さそうな仕事がしたい、といったものかも知れませんが、ある程度の大人になってくると、もう少し具体的に、そして現実と向き合うことが大事な気がします。
 そして、それは自分が今まで努力してきたこと、向き合ってきたことと極めて密接な関係があるのだと思います。僕は、過去に上司から「現在は、全て過去のアウトプットなんだ」と言われてきました。たしかにそうなんだと思います。
 過去にやったことの実績が、いまここに表れているわけですよね。現在は、突然現れたわけではなくて。(事故とかは別です)
 だからといって、過去を後悔してもしょうがないですよね。それは前に進む方法ではないから。前に進むためには、いったん自分と向き合って、何がどうなっているのか、自分はどうなろうとしているのか、自分は何が苦手で何が得意なのか。
 一つひとつを棚卸ししていくことで、本当にやりたいことを見つけることができるのかも知れません。

 あ、一つだけ付け加えておきますと、やりたい=得意、ではないですけどね。仕事でやることと、ボランティアでやることを取り違えてもいけないですね。当たり前ですね。

kumaboo

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大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

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