ProjectKさんが「少人数教育」というエントリーを書かれていたのを拝読して、感じたことです。

 ここに書かれている学校のみならず、大学、大学院、専門学校がこぞって、その筋の有名人やビジネスマンを講師、教授などで迎えることが増えています。たしかに、ビジネスの経験のない先生からビジネス的な話を聴いてもピンと来ない。そりゃそうです。
 なのですが、一方でその迎えた人が教育者として適任かどうか、というのも難しいところだと思います。ビジネスの世界においても、自分が出来る=教えることが出来る、ではないのと同じですよね。いや、もっと高いレベルが必要になるでしょうね。

 例えば、専門学校だから専門的なことを教えればそれでいい、というものでもないように思います。これは、大学でも、大学院でも同じだと思うんですよね。特に、社会で直接役立つことを教える場合は、教える側のスキルというよりも、リテラシーが求められるように思います。
 社会で役立つスキルと共に、振る舞いとか、心構えといったところでしょうか。behaviorですね。
 また、例えばITを教えるのであれば、JavaやDBといったものばかりでなく、ブログとかTwitterやSNSというものについても教えることが出来ると良いな、と思うわけです。会社人におけるブログの位置づけとかいったものですね。遊びのダダ漏れは良いけれど、仕事のダダ漏れはダメなんだ、なぜなら、といった具合です。
 
 こういう教育者を育成するのって、大変なんでしょうね。きっと行政がやってくれるわけではなさそうだし。

 「教育者でもないのに理想ばかり言いやがって」と思われるかも知れませんが、少し前から感じていたことなので、書いてみました。

kumaboo

Special

- PR -
コメント
ProjectK 2009/08/26 23:30

その分野の専門的な知識を備えるということと、教えるためのスキルを持つというのは案外独立しているのではないかと思います。

私の父は教師でしたが、趣味でかじっているだけのスキーなんかでもインストラクターより教えるのが上手だったり、民舞などで自分も教わっている身なのに、例えば子どもに教える側に回ると自分の師匠よりも上手く伝えられたりということがあったようです。

つまり「教えるスキル」というのは、それ自体で応用が効く部分があるということだと思います。そういった意味では、そうした教えるスキルを身につけた人物に「教えるべきビジネス経験」を積ませる仕組みがあれば、最強の講師が生まれるかもしれませんね(笑)

ooki 2009/08/27 09:00

>ProjectKさん
お父さんは、教えるとか、伝えるということに長けていらっしゃるんでしょうね。すばらしい。
日本ではあまり定着していませんが、インストラクショナルデザインとか、インストラクショナルテクノロジーというものがあります。(韓国では、かなり進んでいるようです)
instructionという考え方が、そろそろ日本でも必要になってきているように感じる今日この頃です。


コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/21212249

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大木 豊成

大木 豊成

スマートフォン法人導入コンサルティングのイシン株式会社 代表取締役。
著書に、iPad on Business、ソフトバンク流『超』速断の仕事術、ファシリテーターの道具箱(共著)がある。

詳しいプロフィール

カレンダー
2012年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      
カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 富士通元社長の山本卓眞氏が残した次代へのメッセージ
富士通の社長、会長を務めた山本卓眞氏が亡くなった。哀悼の意を込めて、日本のIT産業界の大御所が残した次代へのメッセージを紹介しておきたい。(2/6)

news094.gif Facebook就活はもう古い?
約260人のブロガーが、ITにまつわる時事情報などを日々発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今回は「就活」「都心の雪」「ソーシャルメディア」などを紹介しよう。(2/4)

news094.gif 東北をコットンの生産地としてブランディングしたい──リー・ジャパン・細川取締役
塩害に強い綿の生産で東北に新たな産業を作りたい。オーガニックコットンの採用など、環境負荷を下げるジーンズ生産に取り組んできたリー・ジャパンの新たなチャレンジとは──。(1/30)

news094.gif 東北から始まるイノベーション
企業のICTを活用と若手IT技術者による東北発のイノベーションが、中長期的な震災復興の鍵となる。(1/27)

news094.gif 貧困国の雇用を創出する印刷屋、丸吉日新堂印刷の挑戦
全国から約2万7000件の名刺制作を受注をする札幌の小さな印刷会社の成功の秘密は、地道な社会貢献にあった。(1/16)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

Special

- PR -

サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ