社外に出せるものは出しても良いんではないか、と
川上さんが、こんなご時世だからこそ、ITコンシェルジュを、というエントリーを書かれています。ご自身がITコンシェルジュの役割を担われている川上さんが書くと、宣伝っぽく感じる方がいらっしゃるかも知れませんが、これは大事な話だと思います。
林さんが、クラウドコンピューティングというキーワードでいろいろな情報を提供してくださっていますが、こちらも同様に重要な話だと思っています。
中小企業(という切り方が正しいのか、は悩むところですが)が、いろいろなITシステムを、自社で抱え込むことは、費用、社員の負荷などを鑑みて、決して正しいように感じていません。これは、いわゆるSIerといえど、です。
自社にITに詳しい社員がいるとか、そういうことではなく、負担、負荷、様々な面を鑑みると、いわゆる「外だし」してしまうほうが良いものがあると思います。
僕がこれを痛感したのは、佐藤可士和さんの「佐藤可士和の超整理術」という本を読んでから、です。エンジニアではない佐藤さんが、自社のオフィス、そしてパソコンのデスクトップに至るまで、いかに整理するかを書かれた本です。
この本に書かれていたことで衝撃的だったのが、紙でもデータでも、提案書など全てが「最終バージョン」しか保存していないことです。これって、ちゃんと考えれば当たり前なのでしょうが、ついつい前のバージョンとか、Ver.0.xxとかも置いておきたくなるのではないでしょうか。
しかし、これが社内に紙を増やしたり、ファイルサーバの領域を食ってしまう原因になることが分かりました。(当時の、僕の仕事がそうでした)
特に写真や映像を扱うお仕事は、どのように保存するか、がとても大事なことになるように思います。ファイルサーバの要領を増やすだけが、解決方法ではないと思うんですよね。
モノによるとは思いますが、社内にある情報(資料、データ)をきちんと棚卸しすることで、費用だけではなく効果があるように、お二人のブログを拝読して感じました。