ポッドキャストも使い様だと思う
企業の経費削減の話になると、一番目か二番目くらいに削られる対象になるのが広告宣伝費ですね。特にテレビなどの高額な広告宣伝費は、社内でも注目されやすいのだろうと思います。
現在、広告宣伝費が使用される主なメディアと順位は、
1.テレビ
2.新聞
3.ネット
4.雑誌
5.ラジオ
といったところだそうです(情報ソース:日経ビジネスオンライン)。ネットの広告料も、新聞を追い抜く勢いであるようですが、いまいち盛り上がらないのが、ポッドキャストの広告です。
そんななかで、ポッドキャストジャーナルさんで知ったのですが、ぽっどきゃすてぃんぐ落語が休止されるようです。ぽっどきゃすてぃんぐ落語は、ニフティが運営しており、真打ちになる前の二枚目の若手を中心とした、落語のポッドキャスト配信でした。
僕個人的には、どうしてもフジテレビのお台場寄席を優先に聴いていましたが、それでも二枚目の元気さが伝わってくる、いい話も多かったように思っています。
ポッドキャストは、広告をとることが難しいようで、経済評論家の伊藤洋一さんの「伊藤洋一のRound Up World Now!」も昨年末で休止になっています。
ポッドキャストファンの僕としては、良質の番組が休止になってしまうことは、とても残念です。が、スポンサーが付きづらい以上、やむを得ない事実でもあるのだと思います。
しかし、個人的に感じるのは、上手に宣伝を続けているポッドキャストもあると考えています。例えば日経トレンディのポッドキャスト、週刊日経トレンディです。月刊誌なのに、ポッドキャストは週次配信です。スポンサー企業も、飽きのこない広告を上手に折り込んでいます。(僕はそう感じています)
お金をかけすぎない番組作りや広告作りも大事である一方、縮小するラジオ広告費とは違い、時間を限定せずに配信できる特性を活かせば、まだまだ余地はあるんじゃないかと思うんですよね。あまり書いてしまうと、アイデアを聴かせていただいた広告業界の方に申し訳ないので、「やり方はあるはず」とだけ書かせていただきますが。
便利ではありますが、iTunes Storeに頼り切りにしない配信が、大切なポイントであるのかも知れないですね。