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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

近頃の若いモンは・・・って、まだ言い続ける?

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 森戸さんが、「ありがとう」という言葉が出ない世代というエントリーを書かれています。確かに「ありがとう、くらい言えないかな?」と思うことが、時折あります。
 僕が20代の頃に、「新人類」という言葉が流行ったことがあります。Wikipediaを見てみると、1978年~1987年に成人した人となっているので、僕も含むわけですね。
 この頃僕は、僕より上野(誤字:上の)年代にも新人類を感じることはたびたびありました。その一つが、こういった基本的な挨拶が出来ないことだったと記憶しています。
 例えば駅で、ハンカチを落とした女性に「落ちましたよ」と渡しても「あ~」という音が口から漏れてくるだけ。電車の乗り降りの際に、人の足を踏んづけてしまった人の口からも「あ~」という音が・・・。
 いずれも多少の会釈はあるわけですから、気づかなかったわけではないのでしょうし、「あ、悪いな」といった気持ちはあるのだと思います。ただ相手には、それが伝わらない。

 御礼を言うべきタイミングにすぐに「ありがとう」と言うとか、謝るべきときに、すぐに謝るといったことは、間違いなく親の教育だと思います。
 が、会社として、そういう社員を採用してしまったら・・・。その新入社員をけなしていてもしょうがないわけで。

「ありがとうございます」という言葉が素直に出る人間なのかどうかなどは親の躾なのかもしれませんが、「ありがとうございます」「申し訳ございません」などの言葉が出てこない若者をこれからどのように再教育していくかも社会の抱えた課題ではないかと思っています。

 そうなんですよね、あぁだこぅだと非難していてもしょうがないですよね。自社の社員になったわけですから、自社(上司・先輩)で何かしら育成していく仕組みを考えるしかありません。

 挨拶が出来る、出来ないというのは、その人のアウトプットの一部であり、それが他人に与える一番分かりやすい印象であるわけですよね。人柄も、場合によってはそれがすべてになりかねません。
 あいつが悪い、こいつがダメだ。批判するのは簡単ですが、そういうことにも腹を括ることが出来る人間でありたいと感じた、今日この頃です。

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