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いまだにSNSが匿名か実名かにこだわるナンセンス②

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いまだにSNSが匿名か実名かにこだわるナンセンスが猛烈に読まれたので、
今回はインタビュー形式で続編をお送り致します。

質問)ソーシャルゲーム業界になぜ注目しているんですか?
熊沢)日本企業はソーシャルメディアに関して、一生懸命、海外企業から学ぼうとしてますが、ソーシャルゲーム業界、このプレーヤーの動き、データの活かし方などから学ぶべき点がたくさんあることを多くの人が気づいていないからです。

質問)どのような点に注目してますか?
熊沢)まず、グリー、DeNAはソーシャル化によってものすごい収益を生みました。ソーシャルからのマネタイズという意味で世界に誇れると思いますよ。新しい産業自体も生まれたといってもいいと思います。

また、ソーシャル×オープン=競争優位につながるということを示してくれたと思います。多くの日本企業はソーシャル的なことをやりたいと思っても、オープン 化の方が遅れているか、いろいろな組織なしがらみもあってうまくできないので、ソーシャル化のベネフィットを取り損ねていると思います。

質問)この2社の優れた点はどこでしょうか?
熊沢)つながっていることが、ゲームユーザーにとって、これまでゲームをやらなかった人たちにとっても、大きな価値になるということに気づいたことでしょうね。

これまでのコンソール型、パッケージゲームはつながることが本質的な価値とは考えていませんでしたから。全然。全く。ネットでつながるのもおまけレベルでした。

また、そのつながっている価値、ゲームのコミュニケーション価値がユーザーにとっての普遍的な価値だと気づいて、グローバルに展開しようとしているところですね、

また、サービス開始時にはニーズは事前にはわからないということも重要な点ですね、それでもやるか、それだからやめるかは組織にとっては大きな分岐点になると思います。

質問)次の注目すべき点はどこですか?
熊沢)次の大変革となるスマートフォン革命です。この準備を着々としている点です。グローバル化と重なる部分もありますが、重ならない部分もあります。日本企業もスマートフォン革命によって、自分の産業構造が今後どう変わるかを一度シュミレーションする必要がありますね。

質問)Facebookとの競合を心配する人も多いと思いますがいかがでしょうか?
例えば、TwitterとFacebook。Twitterは必ずしも実名でない、Facebookは実名です。この2つは競合しますか? 最終的に1社しか残らないですか? と聞いたら、多くの人はそうではないと答えるのではないでしょうか? 

リアルな世界でも、自分の名前を明かさすに人とコミュニケーションとる場合はいくらでもあるでしょう。喫茶店でコーヒーもらう時に名前を言う必要ありませ ん。ゆるいコミュニケーションの場合に実名である必要性は薄いということです。ゆるいコミュニケーションの価値はリアルでも、バーチャルでも今後もなくな ることはありません。ですから、実名、匿名にとらわれている人は、リアルかバーチャルかにこだわりすぎて、ソーシャル化の本質を見失っているいと思いま す。

日はお忙しいところありがとうございました。

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