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ソーシャルメディアマーケティング(SMM)における米国マーケッターの一番の悩みどころはどこか?

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 Social Media Examinerが 「2011年のソーシャルメディア業界レポート」を発表した。米国3300人のマーケッターがソーシャルメディアマーケティング(SMM)において、どの ような点で悩んでいるのか、どのような問題に取り組んでいるのかがオープンエンド形式のアンケートで示されており非常に参考になる。既に3年間実施され ており、時系列の変化も興味深い点が多い。

米国マーケッターの現在の一番の悩みは・・・・じゃじゃーーーん。

「SMMの効果測定、ROIをどう測定するか」です。実はこれは昨年と同じ結果になりました。この部分ではまだまだ模索が続いています。

簡訳(米国マーケッターの悩み)
・いかにして、ビジネスにおけるSMMの効果を計ることができるか?
・いかにSMM活動のROI効果をモニターし、測定し、トラッキングしていくか?
・費やす時間とリソースという観点からSMMの明確なROIを示すことができるか?
・エンゲージメント、売上、ブランドロイヤリティという観点からROIを計るためのキーとなる評価指標は何なのか?
・どのようなソーシャルメディア測定ツールが、多数のSMのプラットフォームをまたがる場合やビジネスがまたがる場合に有効なのか?
・FBの友達やファンの価値は私のビジネスの場合一体どれくらいなのか?

私のコメント
・日本ではまだSMMの初期段階にありまだ成果が問われる段階にないということと、SMM の投資金額自体がまだ小さいことからROIという発想はまだ薄いですが、今後1〜2年したら米国同様に問われるようになっていくでしょう。
・ちなみに、2009年は「SMMにおいてどういうやり方がベストプラクティスなのか? SMMで戦術ではどのようなやり方が有効なのか」がトップでした。まだ、日本はSMMにおいては米国の2009年段階にあるようです。

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