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中国「光棍節」のネット通販セール  Tモールが一人勝ち

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 日本では11月11日は「ポッキーの日」と言われているが、中国では「光棍節」の日なのだ。

 中国語で「光棍」とは「樹皮を剥いて作られた棍棒」という意味で、後世に樹木の子孫を残すことはできないことから転じて、結婚もできず、子供も持たない「独身者」を表わす。

 数字の「1」は「棒」だから、寂しい独身のイメージにも似てる。11月11日には数字の「1」(棒)が4つも入っているから「独身者の祭り」には最適なのだ。

 もともとこの「光棍節」を作ったのは、あるいたずら好きな中国大学生だが、あまりにもユニークなので、あっというまに全国に広げてしまった。
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 2009年、アリババグループは販促の一環として、「光棍節」にあわせて、11月11日限りにTモール(アリババのBtoCサイト)で「全品半額セール」を発足させた。当日の売上高は1億元を突破。翌年の「光棍節」セールの売上高は9.36億元、さらに2011年の売上高は52億元(約675億円)に達成した。

 今年も11月11日0時になった途端、Tモールに出店している数多くの店舗は一斉値段を下げた。1分後、Tモールへの訪問数が1000万人を突破。37分後、売上高が10億元を超え、70分後、売上高が20億元を突破。。。

 TモールがWEIBO(中国版ツイッター)で売上の数字を発表、リアルに更新していて、消費者の購買欲を刺激し続けていた。11月12日0時までの売上高は上層部の予想をはるかに超えて132億元(約1650億円 )に達した。

 またタオバオの売上高の59億元(約738億円)を合わせて、191億元(約2388億円)の売上高と1億580万件の取引件数で(うち無線端末からのの取引件数は約900万件)の世界新記録を樹立した。

 今年、中国の建国記念日の8連休では、上海市内にある395社商業企業の5000ヶ所以上の販売拠点の売上高は全部合わせて約64.3億元(約804億円)だが、Tモールは一日の売上だけでも軽くその数字の倍を超えてしまった。

 「光棍節」セールでは破格な激安販売が目玉イベントだから、出店企業の大幅な値引きが欠かせないのだ。10月末、「Tモールが出店企業に対して、値引き強要する」などのうわさが絶えずにマスコミに報道された。さらに出店企業が同じ値引き幅を他のネット通販サイトに提供したら、当該企業の商品はTモールの「光棍節」セールから排除されるという暗黙なルールまで流された。

 厳しい条件を付けられても、なぜセールに出店を望む企業が殺到してきたか?あるアクセサリの販売会社の担当者は「「光棍節」セールは儲からない。せぜプラスマイナスゼロです。セールに出店する目的はあくまでも商品の宣伝です」とインタビューに答えた。業界内の関係者も「「光棍節」セールを参加する企業は赤字になるわけがない。なぜなら、利益が平日より少ないけど、セールのおかげで新規顧客の集客と商品の宣伝効果が絶大なのだ」と明かしてくれた。

 アリババの発表によると、11月11日午後4時まで、Tモールの出店企業の中、売上高が1000万元(約1.25億円)の企業は145社、そのうち12社の売上は5000万元(約6.25億円)を超え、売上高が100万元(約1250万円)の企業は1360社に達したと分かった。Tモールは各社の売上高から3%から5%の手数料を徴収するため、すなわち11月11日の一日で4億元(約50億円)以上の手数料収入を獲得したのである。

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