通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

ボーイスカウトで副長を2年やって学んだ事

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時々エントリーにチラッと書いたりしていましたが、実は一昨年の9月(歴史的経緯から9月が年度始まりなのですが)から2年間、ボーイスカウトのビーバー隊という幼稚園の年長から小学校2年までの隊の副長をやっていました。正確に言うと今現在もやっているのですが、自分の子供がビーバー隊を卒業するので、この9月で副長の役を降ります。

知っている方は知っているのですが、現在の日本における個々のボーイスカウトの団の組織は、一番したからビーバー隊、カブスカウト隊、ボーイ隊、ベンチャー隊、ローバー隊と分かれています。実際にはベンチャー隊とローバー隊を統合する話が既に日本連盟で事実上決まっていたりするのですが、それはさておき、私がやっていたのは一番ちびっ子のビーバー隊の副長。今の時期だとみんな小学生ですが、低学年ですから自分で何かをやるにも限界があるわけで、そこには親を含めた色んな出来事があるわけです。

因みに私自身は現役のスカウトをやったことはありません。が、子供を放り込んでみようかな?と思ったら、なんだか流れで副長をやってたという感じですね。もちろんルールに則ってボーイスカウト講習会などはチャンと修了してますけど。

 

小さな子供は個性の塊

小さな子だからこそ、ある意味自分が世の中の中心みたいな部分があるわけで、我慢が出来ないと泣き出す子もいれば、気に入らない状況になるとどこかに逃げ出してしまう子もいますし、最初から全然落ち着かない子もいますし、小学校2年生とは思えないくらいしっかりと何でもこなす子もいるわけです。私の所属する団の場合、ビーバー隊として17人もいるので、まぁ大変です。正直な話、私は小学校の先生には絶対に向いてないと思います(笑)

もちろんその子自身にも、そしてそれぞれのご家庭にも色んな事情もあったりはしますけれど、でも活動の主役である個性の塊の子供たちを月に二回くらいの活動の中で何とかまとめて、それぞれの親御さんの助けも得ながらみんなで楽しく活動し、みんなで助け合い、みんなで喜ぶような場を作る事がリーダーの役割だったりするわけです。

 

学校じゃ学べない事、そして自分の子の親だけであれば学べない事

団体行動が基本ですから、正直どうしようもないときにはそれなりに怒ったりもします。でも、個人を責める事は絶対にしない。

  • 今、何故こんな事をしようとしてるのか判るかな?
  • 一緒に活動してるみんなの為にどうすればよいのか、ちょっとだけ考えてみない?
  • どんな風にすれば楽しくなると思う?
  • こんな風に考えればもっと楽しくならないかな?
  • でも、みんなで活動してるから、そこだけはちょっとだけ我慢してみない?
  • じゃ、一緒に考えてみようか。どうしよっか?

などなど、活動中は子供たちと色んな話をします。もちろんそれで納得するような子ってのは少ないですが、でも気持ちを話してもらう、一緒に考える、一緒に楽しむというコトっていうのを色んな場で、色んな形で体験させてもらったのは事実です。こういった体験は、確かに他では出来ないこと。

これはとても貴重な体験であったと、自分の中で総括しています。

 

じゃ、それが普段の生活の中で役に立つかって?立たない訳が無いじゃないですか。きっと。

もちろん子供と大人では全然状況が違います。でも、やはり人間ですから感情の極々基本的なところっていうのは子供も大人も変わらないとは思うんですね。もっとも、当然ですが「大人」の方が自分だけの世界ではなく他人との関係の中での自分の行動を考える事が出来るわけです。ただ、それでも人と話をすると言う部分で、人を理解するという部分で、相手が何を考えているかを聞き出そうとする姿勢を持つという部分で、相手にわかってもらおうとする部分で、一緒に前に進もうぜという姿勢の部分で、なんだか凄く基本的な訓練を副長を担当してきた立場で私自身が体験してきたような気がしています。

なんだか上手く言えないのですが、この基本的な訓練、というのを受ける事ができた場っていうのは、多分本を読んでも判らないし、どこかのWebサイトの情報を漁っても伝わるものでもない。

いわゆる、リアルに人と接する「場」、そしてリアルな「場数」。

それが今後の私にどういう風に役に立つのだろう?と思ったりもしますが、多分「コレだ!」みたいなのは無いんだとは思います。何となく、どこかで経験が役に立つんだろうな、位の話でしょうか。

 

因みに余談ですが、ボーイスカウトをやってると、多分誰もが例の「光の道」というお題を聞いたときに別の事を思い浮かべると思うのですが

何?いや、ボーイスカウトの活動には歌がツキモノなのですが、少なくとも私の所属する団では「連盟歌」と並んで非常によく歌う歌があるんです。で、そのタイトルが・・・「光の路」なんですわ(笑) ←字があってるか不安ですが

「ひ~かり~の~み~ち~を~ 踏み行くわ~れ~ら~」

ほら、この歌詞に反応したあなた!現役だったり付き添いの親だったりってのはさておき、歌ってた時期があったでしょ?(笑)

 

因みにご参考までに・・・
私が今現在所属している横浜130団のサイトへのリンクはこちらです。

日本ボーイスカウト神奈川連盟 横浜第130団

ボーイスカウト横浜第130団ビーバー隊

Comment(5)

コメント

仕事の上の人とのやり取りで、相手のわがままが何かの障害になっているときに、わがままを正してもらうのって、子供のあしらいに似ているものがありますよね。

逆に子供のあしらいに見えないようにしないと自尊心傷つけるだろうなぁ、と気を遣ったり。

ちひろ

自分もボーイスカウト(自分は狛江第三団でした)でカブからローバーまで経験したのですが、下のスカウトの面倒を見たりリーダー陣と活動について交渉をしたり、人間関係の作り方については非常に勉強させてもらいました。
今は地元を離れたこともあってスカウティングから遠ざかっていますが、小学生のときに覚えた「相手に理解してもらえるように自分の意見を説明する」、「NOと言う人には必ず理由があり、ちゃんと聞けばちゃんと教えてくれる」、「何かをさせてもらうためには相手にしっかり理由を説明する必要がある」といった考え方が今も役立っています。

自分に子どもができたらスカウティングをさせるかといえば、スカウティングをしていたから経験できなかったこともあると思うので正直微妙ですが、少なくとも本人が興味を持ち出したら「しんどいことから逃げるために止めないこと」を条件にやらせてやりたいと思っています。

maemさん、コメントありがとうございます。
 
いや、まったく難しいものです。ただ、自分がそういう風に思われているかもしれないなんて時々自分を振り返る事も大事だと思ったり (汗

ちひろさん、コメントありがとうございます。
 
私の場合には大人になってからの関わりですし、親としての立場からの経験ですが、いずれにせよ頭だけではなく体で覚えた部分というのはあるので、きっと何気に何かのタイミングで役に立ってるんだと思います。 
 
でも、正直な話、親的には週末の自分の時間がかなりぶっ飛ぶという状況もありつつ、子供は子供で自分のやりたいことが他に見つかったり、あるいはカブからボーイに上がるあたりのタイミングで受験が入って結局戻ってこれない子がいたりと、まぁ色んな事情がそこにありますね。もちろん他に本気で打ち込みたい事が出来たら仕方ありませんが、スカウティング自体、長い眼で見て損することってのは殆ど無いんだろうなとは思います。これはとてもよく判ります。

私は50年前、ボーイスカウト秋田第17団に所属していました。高二の夏には富士山朝霧高原での世界ジャンボリーにも参加しました。いまボーイスカウト歌を思い出すと教育的で宗教的過ぎて違和感を感じますが若年者の躾としては有意義だと思います。不思議なもので何十年も経過しているのに『そなえよつねに』はいつも心の奥に刻みこまれています。スカウト万歳!

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