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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

自分の名前をネットで検索したこと、ありますか?

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色んな形で色んな「人」の情報が流れてゆく今日この頃、自分が意図しなくても自分の情報が知らぬ間に流れているんじゃないか?と疑うのはある意味正しい事ではないかとは思います。もちろん、それがいわゆる「個人情報」に類するものだけではなく、たとえば自分のブログなりSNSやTwitterへの書き込みなりが何か別の形に変わって流れてゆく事は当然あるわけです。

とりあえず自分が自分であると解る情報をつけて書く、たとえばこのオルタナティブブログのような場の場合には、表に自分が出た時点で、それ以降そこで書いた時点で公開情報である、といえます。それが本人の意図に反する形で改変されていてもそれを取り消すのは大変だよね、っていうのはよく言う話ですが、いずれにせよ公開情報となっている種類のモノである、と言えるとは思います。

で、問題は、その公開情報と思われるもの、そして意図せずに誰かがどこかで書いたり喋っている情報がネット上に存在してるんだろうか?そもそも自分の存在が自分が意図せずにネット上に知られているのだろうか?そんな思いが浮かぶのは至極当然であると、私は思うんですね。で、それを踏まえて・・・

 

自分の名前をネットで検索した事って、ありますか?

実はこれ、結構な割合であるんじゃないかな?と思うんです。因みに私の場合、たとえばこのオルタナティブブログや仕事上の書き物を含めて幾つかの場所で確実に、あるいは一定の想像範囲で自分を想起できる書き物をしている事もあって、定期的に自分の名前を検索して、状況を調べるようにしています。実名やメールアドレス、Twitterのニックネームなどですね。

もっとも、調べて出て来た結果を見てそれが自分が意図しない状況であっても何も出来ない事が殆どなのですが、とりあえずそういった状況は確認しておきたいという気持ちがそれなりに強いからなんですけどね。

で、例えばそんな事、みんなやってるのかな?ってのがこの記事。

まぁこのアタリの行動原理ってのは洋の東西を問わないというコトでしょうか。もちろんだからと言ってそれが犯罪に結びつくような状況でなければ何もアクションを取る事は出来ない事が殆どですし、氏名だとしても実は本当に同姓同名だったりするケースもあるわけで、出て来た情報が「俺じゃない!」となったところで、だからどうよ?という話にもなるわけですが。

 

根本的には防ぎようが無いとは言え、やっぱりそれなりに注意しないとね、と覆う事が時々起きるわけで

先日UNIQLOさんのキャンペーンで登録した人の情報が普通に見える状態であるぜってのが問題になったわけですが、説明としては「公開情報であるし、パスワードの漏洩は無いので」という説明を見て、でもね・・・という程度の事は考えました。

もちろん公開情報といえばその通り。それを丁寧に一覧にまとめていただいているわけですが、少なくともこのキャンペーンに飛び乗った人のTwitterのニックネームが一覧できるというのは、ある種の目的を持った方にとっては非常に便利な情報を提供しているんだろうね、という思いです。

あとはデリカシーの問題で、いくら公開情報とは言え何らかの意図を持った人たちのクラスターが一覧として閲覧できる状態っていうのは、正直気持ちよい話ではありません。当然裏側ではデータを持っていて間違いなく、それを今回、あるいは今後の何らかのキャンペーンで使うだろうくらいの事は想像できますが、それを衆目の元に晒すというのと、中で持っているのは全然別の次元の話。

 

歳を食っているお陰で一応これでもマーケティングと呼ばれる範囲の仕事は殆ど全て一通りやってきた私。そんな私でもやっぱりなんか違うんじゃないの?と思うのですが、Webサイトを使ったマーケティングやDBマーケティングの専門の方にとっては見え方が違うのかな?とちょっとだけ思ったりする、同じマーケティングというクラスターでもコミュニケーションが専門の私がココに居ます。

 

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