THE SHOW MUST GO ON:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) THE SHOW MUST GO ON

通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

余り知られていませんが、3Dマウスというのがあります。CADなどでソリッドモデルをグリグリ回したりするのに使われることが多いのですが、オフィス系のアプリケーションではそれほど使われることがありません。もともとトラックボール大好きなワタシ、興味は以前からあったのですが、さすがに触れるチャンスがありませんでした。が・・・

 

色々経緯があって、試させていただくチャンスに巡りあえました

今回、色々と経緯があって、初めて触ることが出来ました。マウスとかキーボードで有名なロジクールさんの親会社Logitech グループの子会社の3D Connexion社のSpacePilotというモノです。一応仕事上、そして個人的に(余り真面目ではありませんが)写真データを加工したりすることがある中で、ズームやスクロールをする動きがもっと感覚的に出来ないかというキモチはずっと持ってました。それこそ飛行機の操縦桿みたいなジョイスティックを使えないかと真剣に考えたりもしていたのですが、実際使えたとしても家ではともかく会社ではどうも気が引けます。ならばと調べているうちにあるとき気がついたのがいわゆる3Dマウス。因みに世の中的には物理的に空中で操作するマウス的なポインティングデバイスもありますが、これもプレゼンテーションしてる中でならともかく、日常オフィスの自席で使うには気が引けます。でも、このSpacePilotはまだ普通です。

 

Google Earthの地球がグリグリ動くのが凄い

アプリケーション側でサポートしていないと使えないのですが、とりあえずGoogle Earthは使えるらしいのでやってみました。操作は本体の丸い・・・なんていうんだろ、直径5センチ弱のコントロールキャップと呼ぶツマミを操作します。設定の画面を見ると、とにかく視点を三次元で移動させることができるらしい。とりあえずGoogle Earthを立ち上げて、コントロールキャップを回してみます。

おー

地球が赤道方向に回転します。次に前や後ろに倒して見ます。すると地球が極方向に回転します。そのまま押し込んでみるとぐっと回り込むように視点が動きます。面白がっているうちに何処を見てるのか判らなくなってしまいました。やり直しです(笑

 

Google Earthの地球上の浮遊感が凄い

訳がわからなくなったので、もう一度Google Earthを立ち上げなおしてやり直しです。今度は素直に押して見ます。

おー

ぐんぐん視点が宇宙から地上に降りてゆきます。Defaultで中心に表示されている日本列島にどんどん降りて行きます。そう。下りるではなく降りる。気分は地上に戻る宇宙飛行士です。でも、大気圏に入る時には下は見えませんから、実際には彼らも見ることが出来ない光景です。写真の解像度が変わる途中でボケるのは雲を通り抜ける気分です。降下しながら自宅方向に動いてやろうと思って適当にコントロールキャップを動かすと自然に家の上空に到達することが出来ました。

凄い

そのあとはコントロールキャップを引き上げて上昇し、あちらこちらに飛んでゆきます。超面白い。まるで空を飛び回っている気分。ピーターパンかウルトラマンの気分です。ガンダムで空を飛んでてもこんな気分かもしれません。

で、ふと気がつきました。Google Earthで目的地の住所やランドマークの名前を入れると自動的に今の視点から一度上昇して目的地に降下してゆきます。まさにそれを自分で出来るわけです。こうなると面白くて、自分の知ってるところにどんどん飛び回ります。最初のうちは操作がよく判らなくて船酔いしたみたいな気分になりましたが、そのうち手が自然に動くようになってきます。

凄い、凄い!

場所によってはコントロールキャップを手前に倒すと視点が俯瞰する状態になり、建物が立ち上がってきたりします。そのままその中を視点移動します。もう気分はスーパーマンです。いやフラッシュゴードンでも良いのですが、とにかく強烈な浮遊体験。これはやってみないとわかりません。

 

本来の使い方とは違うんでしょうけど、面白いことこの上なし

実はこのデバイス、基本的に左手で操作します。右にはマウス、真ん中にキーボード、そして左にSpacePilot。そう。SpacePilotとはよく言ったものです。本来はCADの三次元モデルを回転させたり、たとえばCGの中での動きをトレースするような操作をするものですが、Google Earthの上でそんな動きがたった一つのコントロールキャップを操作することで出来るわけです。マウスとキーボードでいくつかのキーや動きの組み合わせで操作するのとは全く違い、慣れてくると思考がそのまま動きになるという感覚。病み付きです。

さすがにオフィス系のソフトウェアでこの動きを必要とすることはあまり無いかもしれません。でもたとえば画像処理系のプログラムでズームやスクロールを多用するような場合には便利なのは間違いありません。PowerPointみたいなのでも結構使えるかもしれません。ズームして、横に動いて、また戻って・・・なんて動き、マウスなどで動くととりえあずポインターを「手」に変えてヘコヘコ動いたり、あるいは縦横のスクロールバーなどでゴシゴシと動いたり、果てはコントロールキーを押しながらマウスについたホイールをぶん回してズームしたりするわけですが、それが一発。今回はお借りしているものは比較的高価なので自前で購入するのはとても辛いのですけれど、正直このまま手元に置いておきたいと思ってしまいます。

 

余談ですが、小学校2年の息子もあっという間にGoogle Earthで空を飛び始めてました

ワタシがそんな風にGoogle Earthを「どうみても大事な用事をしてるようには見えない」使い方しているところに割り込んできて、「やらせてー」と一言。「借り物だし丁寧に扱え!」の一言に「はぁい」と生返事しながら、モノの数分後にはワタシと同じように空を飛び始めます。しばらくすると「酔った(笑)」と言ってどこかに行ってしまいましたが、まぁこれは慣れの問題でしょう。

いずれにせよ、直感的に使える操作系って凄い、と真面目に思った次第です。

 

因みに、Google Earthだけでは面白くないので、サポートソフトウェア一覧にあったAdobe Photoshop CS3を(高いので体験版を落とすつもりですが)インストールして画像編集系の操作の中での動きっていうのも試してみようかと思っています。そのほかSecond Lifeでも使えるらしいのですが、こっちは制限がキツいので、どうしようか思案中・・・

---

追伸:(2009/4/14)

本エントリーが3DconnexionさんのWebサイトで紹介されました。
http://www.3dconnexion.jp/
3Dconnextionの関係者のみなさん、そして仲立ちしていただいたmyimさん、ありがとうございます!

bibendum_iwa

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岩永慎一

岩永慎一

外資IT、日本のIT系を経由して現在通信事業者に勤務。営業やSE、更にはコミュニケーション系を中心にありとあらゆるマーケティング関連の仕事を経験してきたが、現在は通信業界の特殊部隊として常に完全装備で課題に取り組む。

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