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通信業界特殊偵察部隊のモノゴトの見方、見え方、考え方

ケータイを忘れて外出すると本当に大変

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仕事柄、基本的にはケータイ2コ持ち。時によっては3コとか4コ持ち歩くことがありますが、色々な理由で家に全部忘れて出かけてしまうことがあります。
するとそこには孤立無援、まったく無力な私が居ます。



野暮用で電車とバスを乗り継いで1時間半ほどかかる所にある病院に急遽出かけることになりました。 

そのあと急いで家に戻る必要があったのですが、クセモノが目的地直前の路線バス。1時間に2本しかありません。PCで時間を調べてみると、その後の予定のためにはすぐに家を出ないと間に合わないことが判明。

「たいへんだ!」

運悪く普段持ち歩く荷物の塊を、いつもと違う鞄に入れていたので、それを慌てて詰め替えて家を飛び出して、最寄りの駅に着いたところで乗り換えの時間をケータイでチェックしようとしたら・・・

「あっ!ケータイがない!」

確かに荷物を詰め替えたときにいつもと違うところに置いた記憶がありますが、今更どうしようもありません。カミさんに連絡を取りつつ動かなくてはいけない状況なのですが、仕方がない。

「まぁ、公衆電話から連絡をすればいいか」



さて、公衆電話はどこにあるんだ?

普段乗らない電車を2回乗り継いで約40分。バスに乗り換える駅につきました。バスの乗り場と降車するバス停の名前とか時間を調べてケータイにメールで送ってあったはず・・・

「あっ、ケータイがないんだ!」

慌てて駅の公衆電話を探し、カミさんに調べてもらっている間にバスの案内板を探し、乗り場を確認して経路を確認して、時刻表を確認して、もう一度公衆電話に走って降りるバス停の名前を聞いて・・・えらい騒ぎです。

とりあえず用事自体は20分程度で終わるはずなのですが、何しろバスで30分近く行った先にある目的地の病院を通る路線バスが1時間に2本くらいしかない。まぁ、それでもとにかく行くしかない。



とりあえず用事は済んだけれど

行った先から駅に戻るバスの時間は、病院の張り紙で確認できました。家に帰りつく大体の時間の見当は付いたのでカミさんに一応連絡を入れようと、病院にある公衆電話からカミさんのケータイに連絡。気が付くと財布の中の10円玉が殆どありません。

「まずいなー」

まさかとは思いつつ財布の中をかき回しますが、今更テレカなんて入っていません。

「ますます、まずいなー」

そうこうしているうちにバスの時間です。暑いので乗る前に自販機でお茶を買いました。200円入れて150円のお茶。お釣りが全部10円玉。

「ラッキー!」

小さな幸せです。



駅のホームの公衆電話って少ないのね

さて、戻りの電車です。2回も乗り換えるので、途中で公衆電話から連絡しようと思いつつ、最初の駅で急行がすぐに来たので思わず飛び乗ってしまいました。あ~あ。乗り換えの途中で連絡しよう。

1回目の乗り換え。ホームの売店の所に公衆電話があるだろうと思ったのですが、乗った車両からかなり遠いところにありました。仕方ないので車両にして6両分位歩いてようやくカミさんに第一報。帰りつく大体の時間を伝えることは出来ました。でも、さっきの10円玉のお釣りがどんどん消えます。

2回目の乗り換え。ここからは一本で帰りつけるので、発車時刻を見て、ようやく帰りつく時間が解りました。ココでも売店の所の公衆電話から第二報。もう10円玉は2コしか残っていません。じゃぁ、テレカを買えよって?いや、普段は全く使わなくなってるので、出来れば買いたくないなぁと思って10円玉で耐えていました。もちろん100円玉はあるし使えるのですが、当然お釣りは出ません。そういえば、今、テレカってどこで売ってるんだろう?



ケータイを持つ以前は当たり前だったんだけれど

最終的に家の最寄りの駅で降りて、カミさん&子供と待ち合わせをしようと連絡を取ろうと公衆電話に再び。すると下の子がぐずってすぐに出られない・・らしいということまで確認できたところで10円玉が尽きました。さぁ、困った。

とにかく少し待たなくてはいけないのだけは確定したので、駅近くのデパートに。ふと見ると、エレベーター脇の公衆電話の脇にテレカの自販機。

「しゃあないな。1枚、買うか。」

よけいにお茶とか買うより、ここでテレカを1枚買う方が後々役に立つかもと思って、本当に何年ぶりかにテレカを買いました。



と、まぁ、スッタモンダしたわけですが

まぁなんとかコトは足りました。無事家族とも合流することができました。しかし、よく言う話ですが、いかに自分がケータイに依存しているかが良くわかりました。その【依存】というのが、誰かとメールしてないとという強迫観念系ではなく、誰かと連絡を取る手段としてほぼ完全にケータイに依存しているということですね。昔はそんなのなくても何とかなっていたんですけどね。

もちろんよくある話として、知人の連絡先のすべてがケータイの電話帳なので、これが見られない=誰とも連絡が取れなくなるということもあります。幸か不幸かカミさんの電話番号は(正確に言うと指が)覚えていましたが、いや、正直参りました。

ただ、もうひとつ参った話として、これもよく言う話ですが、街中の公衆電話がとても少なくなっていること。ケータイに依存している私自身が街中の公衆電話を減らした原因のひとつでもあるのですが、とりあえず今回買ったテレカを、何かの時の保険として財布に入れておくようにしとこうと思った次第です。

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