「ケータイ電話は携帯するけれど通話は殆どしない」は驚くようなこと?
ITproの8月7日付の記事から (ITmediaさん、すいません)
最近発表された調査によると、回答した9543人のうち、1日に殆ど通話しないユーザーが43.9%、91.4%は1日に1通以上のメールを送信していて、5通以上送信すると答えたユーザーも64%いるとのこと。これらのユーザーにとっては安い通話料金はあまり意味が無くて、メールを含めたデータ通信料金が安いほうがメリットがあるのではないかという話です。
確かに私は通話を殆どしない部類に入りますね
過去の自分のエントリーや、他の方へのコメントなどでも書いたことがあるのですが、私自身は確かに殆ど通話をしない人です。私用のケータイは2番目に基本料金が安いプラン+パケット定額、仕事用のは行きがかり上音声定額ですが、スマートフォンに変えた時点でデータ定額。使い道は、殆どサイトの閲覧とメールなので、メールが使えるケータイ電話ではなく、ケータイの形をしたPCのサブセットみたいな意識かもしれません。オサイフ機能やワンセグには現在全く興味が無いので、機種的には別に型落ちでもぜんぜん問題なくて、それこそ0円で毎年機種変できるならそれで結構という、まさに通信事業者泣かせのユーザーです。
機種変するときの基準はキータッチと画面の大きさかも
メールやサイト閲覧でガンガン使うので、機種変を思い立つきっかけは殆どバッテリーの持ちの問題ですね。職業柄、どうせ変えるなら違うメーカーの違うOS(ある時はシンビアン、ある時はLinuxなど)の機種を考えたりはしますが、型落ちでも必要な機能は殆ど問題ないので、どれでも良い話になります。あとは・・・自称キーボード好き故、とりあえず店頭で実機をさわって、問題なければ決定。画面サイズは一応意識しますが、妙に小さくなければOKですね。ということで、ほぼ10ヵ月毎に機種変をする、本当に通信事業者泣かせのユーザーです。
通話をしないユーザーは変なのか?
仕事の電話はともかく、私用では自分自身が通話を殆どしない人なので、それが世間一般・・・というのがどういう集団なのかわかりませんが、少なくともこの記事の記者からみて変なのかもしれません。一方、通信事業者としての思いと私のようなユーザーが考えるメリットにギャップがあるのは良くわかります。端末も別に電話の形をしていなくてもOKという極論にも何となく同意できます。でも、かつてあった”Nokiaの葉っぱ”ほど尖がってしまうと困りますが、かといって小さいPCはもっと困ります。いざと言う時に通話することもあるのですが、PDAみたいなのはともかく、やっぱりPCみたいなのを耳に当ててると、どう贔屓目に見ても変ですよね。その意味では端末メーカーさん泣かせのユーザーです。
では通信事業者はそういうユーザー向けにサービスを提供できるのか
これは今後の流れと、そもそもビジネスとして成立するのかなどを見ながらの判断ですよね。イベント屋としては、新しく見えること、便利に見えることなどは「客寄せパンダ」的な目玉になるのでうれしいのですが、掛け声倒れになるのも嫌なものですから、一応事業として成立すると信じてプロモーションを企画します。
ただ、ユーザーとしてみると、最終的に安いのに越したことないし、事業者的には最終的に儲からないと事業として成立しない。
難しいもんです。でも、なにかしら変わらざるを得ないのですけど、今の先に何があるのか。とりあえず夏休みの宿題(程度では終わらないけど)には十分骨のあるお題です。
最後に自分が泣きそうです。