オルタナティブ・ブログ > イメージ AndAlso ロジック >

ヴィジュアル、サウンド、テキスト、コードの間を彷徨いながら、感じたこと考えたことを綴ります。

茶漬け男子(駄)

»

ふたたび料理ネタ。

サラリーマンの昼食代が厳しくなっているというニュースを見た。
リーマンをやめて14年になるので、昼食事情は稀にネットの話題を見る程度にしか知らない。

私のリーマン時代はといえば、社食か外食だったが、今はSOHOなので、家でとっている。
基本、一日二食か、一食プラスおやつ(餅に緑茶とか)。二食の時は、ブランチをとる。ご飯に前夜の残りのおかずか、麺類(四国人につき、祖谷蕎麦、半田めん、小豆島そうめん、讃岐うどん、などなど...)、稀に自分で焼いたオートミールのパンケーキ。
作業に追われて時間がないときは、茶漬けにすることがある。

小ぶりのフタツキの丼に入れて冷蔵してある、前日の残りご飯。
冬期は少しだけレンチン、夏はそのままで、ほうじ茶をかける。
おかずは、梅干し、地元の柚子味噌。塩や麹で漬けた、蕪や大根。自作のもろみで漬けた胡瓜。
前夜の残りの、野菜の煮物、白菜と三つ葉、ほうれんそうと春菊のおひたし、いんげんの胡麻和え。
ごぼうやれんこんと人参のきんぴら。糸こんにゃくの佃煮。ししとうの炒め煮。いずれも、いりごまを振ったもの。など。

で、思うのだ。
昼食代が厳しいなら、週の3日は店で外食して、2日は茶漬けにするというのは、どうだろうか。

弁当を作る時間がない、あるいは料理のスキルがない人でも、茶漬けなら準備できるのではないか。
出汁やおかずに凝る必要はない、ティーバッグの茶でよいし(それすら厳しければ、お湯漬けでも)、おかずも前夜の残りものや常備菜でよい。
また、漬物は一食分にすれば大した金額にはならないから、少々高価なお取り寄せもアリではないか。

とりわけ、付き合いで飲みが多かったり、メタボが気になり始めている人には、よいと思う。
おむすびより、ご飯の量が少なくても、満足できるから。

それに、おかずを減塩にすれば、茶漬けは健康に良いのではないか。
茶碗を洗えばわかるが、油脂を使っていないおかずなら、器の汚れは簡単に落ちる。
洗いものが大変な料理というのは、血管にも汚れを溜めがちだけれど、血管を洗える洗剤は、ない。
ほうじ茶なら、女性に多い鉄欠乏性貧血への影響も少ないはず。

小丼型のタッパーに飯を入れ、別のタッパーに常備菜や漬物などを入れて持参し、デスクの引き出しに粉末茶かティーバッグを常備しておけば、給湯室の湯で茶をいれられるだろう。

ハンバーガーや菓子パン片手に仕事を続けると、多少作業効率は落ちる。それに、長時間椅子に座って動かなければ、血栓のできる心配もある。
それなら、席を離れてお茶をいれたほうがいいような気がする。
茶漬けは勝負が速い。作って食べて洗っても、五分とかからない。

自分の食べるものを「自分で手配できる」(今の時代「自分で作れる」でなくてもいいけれど)ことは、生きていくうえでの最重要事項だ。
私は、弁当男子はかっこいいと思う。
家庭科別習を疑問視していた世代としては、良い時代になったなぁと思う。
弁当男子の小分類として、茶漬け男子、精進男子、漬物男子(職場の冷蔵庫に糠床をねかせられては困るだろうが)がいてもいいよね。

料理のスキルがない人も、これならできる二品。

寿司海苔1枚の両面を、ガスの遠火でサッとあぶり、手でちぎる。花かつをの小袋1袋と、醤油少々で和える。
わさびをのせて、あればアラレを散らしておく。
これをご飯の上に乗せて、お茶を回しかける。

しょうがちりめん。
眼鏡をかけてから(危険なので)、フライパンにちりめんじゃこ一袋を入れて熱して、菜箸で混ぜる。跳ねてきたら火を止める。皿にしょうが一片をおろして醤油少々、炒ったちりめんを入れて和える。ただし、塩分が多いので食べすぎ注意。

昭和の時代、電子レンジがまだ普及していなかったころ、自宅と会社の近い男性は昼休みに帰宅して、「みずや」に保存している冷や飯に熱いお茶をかけて食べる、って、少なからずあった光景なんですけどね。いまや通勤に時間がかかり、みずやでは食品を保存できない。でも、保存容器が進化したので、職場に持参なら可能ですよね。

Comment(0)