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ヴィジュアル、サウンド、テキスト、コードの間を彷徨いながら、感じたこと考えたことを綴ります。

「巡音ルカ」 × 「Silverlight 4」 × 「XML」で、MP3 Web アルバム。

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前回(2月12日)の記事で紹介した、MSDN「コードレシピ」に掲載されているSilverlight 4 での音声再生サンプルは、音楽を配信するアプリケーション開発に応用することができます。

このアプリケーションで再生できる歌は、数十年前(10代~20代前半)に作った古いものばかりですが、自分の足元を見つめ直す意味で入力しています。もっとも、それから何十年も生きて、世界の見方も、表現も、大いに変わったので、現在、新曲を鋭意制作中です。

「Out of Imagery」(現在5曲、6曲目入力中)

「明日の人/卒業」(現在1曲、歌詞は最近リライト。2曲目入力中)

このSilverlight 4 アプリケーションでは、次のようなUIを実装しています。

・楽曲タイトルの上にマウスカーソルを乗せると、楽曲の説明がポップアップ表示されます。

・ポップアップ表示されている説明の上にマウスカーソルを乗せると、説明は非表示になります。

Dtm1

・タイトルをクリックすると、楽曲が再生され、歌詞が表示されます。

・「停止」ボタンをクリックすると、一時停止します。再び「再生」ボタンをクリックすると、続きが再生されます。

・プログレスバーの途中をクリックすると、クリックした時点から再生されます。

・スライダーのツマミをドラッグすると、ボリュームを調整できます。

Dtm2

入力済みの楽曲の概要データとポップアップする説明、入力中の楽曲の概要データ、歌詞のテキストは、3個のXML文書ファイルに分けて記録しており、LINQ to XMLで処理しています。
楽曲の数だけコントロールを生成して配置する処理を書いており、画面レイアウトは動的に変わります。更新作業はといえば、データを追加/変更するだけです。

つまり、上記2つのアルバムのプログラムは同じです。背景画像とXMLデータと楽曲データを変更すると、新しいアルバムになります。

歌詞の入力編集や、色のカスタマイズを行えるフォームを追加すれば、汎用的なものになるのでしょうが、自分用には、VSの中でXMLソースを編集する方が手っとり早いので...。

開発ツールは、Microsoft Visual Studio 2010、言語はVisual Basicです。
ラフデザインと画像部品作成には、Microsoft Expression Designを使っています(タイトルの絵はクレパス画の一部および写真で、Expression Designによるものではありません)。

Dtm3

このアプリケーションは、プライベート・クラウド、Windows Server 2008 R2 (VPS)で動作しています。
サーバー管理は、データジャパン株式会社です。

楽曲制作ツールは、巡音ルカと、Cubase Essential 5(マキシマイザはCubase 5 1カ月Trial ← 結局正規版を導入)、です。PC1台で、コツコツ入力しています。

なお、ここのところエンジニアな私は、(それが本業の)イラストを描いていませんから、静止画や動画が未制作でも、先に歌だけ公開できるものをと思い、このようなアプリを作った次第です。

Silverlightアプリを開発・公開するには、Expression Design、Visual Studio 2010、VPS は、とても便利で強力な組み合わせです。

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