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ロボティック・オートメーションの時代

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2016年6月にラスベガスで PegaWorld 2016 が開催された。3500人を超える観客の中で Pega Systems の Founder/CEO のAlan Trefler は Robotic automation (OpenSpan) をビジネスプロセスに融合することにより効率化を促進し、ビジネスが飛躍的に向上することを語っている。
ロボティック・オートメーションとはいったい何なのか?最近、よく耳にする AI やコグニティブ・コンピューターとは少し違うようだ。

たとえば、第2次産業革命で労働者の分業や効率化が促進され、それにより莫大な利益を得る企業が生まれてきた。ロボティック・オートメーションにより企業が受ける恩恵はまさにそれと同じ事。例えばカスタマーサポートが電話を受けた時に担当者はお客様の名前を尋ねる。名前からお客様の個人情報や問い合わせ情報、更に問題管理番号など様々IDで一つのお客様が日も付けられている。これらの情報が一つのシステムですべて管理できる会社もあれば、複数のシステムにまたがっている会社もある。どちらにしても、オペレーターは一日に同じ作業を何回も繰り返すことになる。
これらの悩みを解決し、最大限まで効率化させることができるものがロボティック・オートメーションだ。繰り返し行う「コピー&ペースト」、「複数のシステムからの検索」や「同じ情報の入力」など本来人間が行う必要のない作業は多数ある、これらを簡単にプログラム化し、日々の業務を簡素化することができればビジネスをどれだけ効率化できるかは実際に繰り返しの作業がある部門で働いていれば容易に想像できることでしょう。また、作業の効率化はお客様への素早い対応へも繋がり、顧客満足度の向上にも役立ちます。
アメリカや中国では既にロボティック・オートメーションを取り入れ、成果を上げている企業も多くでてきているので、今後日本でも注目を浴びる分野になると考えられる。

WhyRobotic.jpgのサムネイル画像

参考サイト:

https://www.pega.com/ja/products/pega-7-platform/openspan
https://www.youtube.com/watch?v=3RP4UwJkgHk
https://www.pega.com/system/files/docs/2016/Jun/The-Emerging-World-of-Humans-and-Intelligent-Robotic.pdf

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