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意図的に空気を読まない思考法

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皆 さん、日清のカップヌードルをしっていますよね?体に良くないことを知りつつもつい食べたくなるインスタントラーメン、そしてその王道であるカップラーメ ン。そのカップラーメンを生み出したのが日清の創始者である安藤百副氏。そしてその偉大な父の事業を引きついで30代で二代目となったのが、安藤宏基氏。

二代目安藤社長の就任時のスローガンが"打倒カップヌードル!"です。これは面白い社長だな!と思いこの本を手にしました。

会社の売り上げの柱である「カップヌードル」をぶっ潰せ?"なんで?"と以外と思った人もいるかもしれません。これは、スター商品を超えるものを生み出すための社風作りの一貫です。 揺るぎがないスター商品を持っているとどうしてもそれを売っていれば仕事になるとう雰囲気が会社に充満して、イノベーションが生まれてきません。もちろんそのスター商品と競合するような商品は絶対に生み出されません。

二代目安藤氏は社内に充満する「商品依存」の危険な雰囲気を払拭するために、このようなスローガンを打ち立てました。また、安藤氏の持論は「創業者は異能の人。二代目は凡人。」ということです。

"凡人"が本心かどうかは分かりませんが、二代目には創業者とは違う二代目がやらないといけない仕事があるということを強調しているのだと私は解釈しました。

この本から学べることは「ブランディング」や「組織構造の改革」などいろいろありますが、一番大事なことは「社風の変革」ではないかと思いました。

参考: カップヌードルをぶっつぶせ! - 創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀 - 安藤 宏基(著)

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