人類進化の軌跡

フェイスブック ショック! もうフェイスブックは止められない。

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Facebookは2月2日に日本法人を設立し、黒船は上陸した。そして日本市場の携帯環境にあわせた新たなサービスを開始する予定だが、戦略はまだ謎のままである。(参照1)Facebookはユーザーが米国外が70%と多く、過去、勢いに任せ日本市場に参入してきたCyworldやMySpaceとは少しタイプの異なる知能派プレイヤーだ。

今年の1月にFacebookは米国で1億3360万人のユニークビジターを獲得し、Yahooの1億3200万人を上回り2位となった。又、世界で4億人以上のユーザーを擁し、これは全世界のSNS利用者の67%を占めている。(参照2,3,4)

Facebookはアメリカ在住のプログラマー、マーク・ザッカーバーグ氏がハーバード大学時代に始め、今では世界最大のSNSに成長している。ザッカーバーグ氏はFacebookを始める前、同じクラスを履修している学生を見つけられるCoursematchや写真格付サイトFacemash.comというサイトを作った。クラスメートが運営しているプロジェクトConnectUのコード作成も手伝っており、意外にも初期の頃にはそのConnectUをスタートした双子のカメロン氏とタイラー氏から訴えられている。

Facebookには大きな成長のステージがいくつかあった。最初はハーバード大学からスタートし、そこからアイビーリーグを始め、複数の大学に広まり、次に社会人に解放し、その後に一般公開している。2007年5月には独自のFacebookプラットフォームを公開し、わずか1年でそれまで2倍以上だったMySpaceのUU(Unique User数)を抜いている。成長にプラスに働いた要因としては下記が考えられる。

①SNSへの参入時期が早く、時間があり、テクノロジー好きな学生などのユーザー層を囲い込めたこと。(日本のミクシィやグリーが成功したのも同じ理由からである)
②プラットフォームを公開し、多くのサードパーティのアプリケーションベンダーや開発者から協力が得られたこと。
③Twitterなどの新しいプレイヤーが現れた際、機能追加などをし、変化の波に適切に対応してきたこと。(参照6)
④米国に限らず、全世界のユーザーから使われるサービスを目指したこと。
⑤優秀な人材が集まる場を作れたこと。噂ではグーグルにいた人材の多くがフェースブックに流れた。(参照7,9,10)
Facebook
Facebook Office
⑥数々の資本政策やパートナー戦略がうまくいったこと。
⑦実名登録を貫いており、これがユーザーにとっての価値を生んだこと。

成長の過程をわかりやすくするためにFacebook Treeで創業から今日までを可視化して作成してみた。
(画像は拡大して自由に転用下さい)

Facebook_tree

Mashableでは2004年2月4日からの過去6年間をFacebook Factbookとして可視化。

▼Visualizing 6 Years of Facebook
http://mashable.com/2010/02/10/facebook-growth-infographic/

Facebookは今後更に現代のIT業界におけるSNSへのパラダイムシフトを一層加速化させ、ソーシャルテクノロジーの分野で遅れをとったGoogleやYahooにとって脅威になる可能性が日に日に濃くなっている。TechCrunchによると既にソーシャルトラフィックの44%がFacebook経由になっているという。(参照5)

当然、日本市場への本格的な参入は刺激になると同時に、既存の国内大手SNSプレイヤーにとっても脅威になる。なぜならFacebookは携帯において力を入れていくだろうと思われ、今迄のプレイヤーとは異なり、日本の文化にあった戦略を打ち出していこうとしている。Facebook Japanにはそれなりの人物が就任すると言われており、大手ポータル関係者が就任する可能性もあると噂されている。

そしてFacebookはビジネスユースも加速させ、今年は今まで以上にビジネス分野におけるソーシャルテクノロジーの使用が普及するのではないかとも言われている。Facebookはじわりじわりと日本市場を席巻する可能性がある。

そしてMixiもいよいよ3月1日より新規登録もできるオープン制となる。ソーシャルテクノロジーにおける日本のパラダイムシフトの仕掛け人でもあるMixiは新規登録だけに止まらず、いずれFacebookのように自分のプロフィールをウェブ上に公開できるようにすると私は個人的に推測している。そしてMixiはコミュニケーション&エンタテイメント寄りユーザーに展開するのに対して、Facebookはもう少しビジネスユーザー向けにも意識して展開していくのではないだろうか?

そして最終的には日本市場における健全なSNS競争が更に活性化する。Facebookによって米国でTwitterユーザーの伸びが鈍化したように日本のTwitterユーザーが正直どの程度、影響を受けるのかにも是非注目したい。

Facebook設立の伝記映画『ザ・ソーシャル・ネットワーク』にジャスティン・ティンバーレイクが昨年末に出演決定するなど、Facebook旋風は拡大の一途だ。(参照8)みなさまはこのFacebookの日本法人設立をどう見るだろうか?

●関連記事、資料、動画(ソース):

1)米大手SNS「Facebook」が日本向けの携帯サービスを本格展開へ

2)Facebook、月間ビジター数で米Yahoo抜く

3)勢いが止まらないフェースブック,グーグルの背中が見えてきた

4)Twitter, Facebook use up 82 percent

5)ソーシャル共有の44%がFacebook経由

6)Facebook's Response To Twitter

7)Facebook Stealing Googlers At An Alarming Rate

8)ジャスティン・ティンバーレイク、フェイスブック設立の伝記映画に出演

9)こんなオフィスで働きたい! FacebookのPalo Alto本社

10)Mark Zuckerberg: The Three Keys To Facebook's Success

Facebookも含めソーシャルメディアが生んだパラダイムシフトと革命

Mark Zuckerbergのことがよくわかる対談

成功の一因となったFacebook Applications Videoを作ってみた。

Comment(1)

コメント

パワーポイントとイラストに一カ所誤植がございましたので訂正させて頂きます。

2009年10月日本法人設立⇒2010年2月日本法人設立

修正済の大き目の画像は下記でコピーできます。
http://presidents.beat.co.jp/2010/02/post-9.html
どうぞ宜しくお願いします!

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