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公開講座:IPO激減時代のベンチャー経営と資金調達

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Ipo20002009s  右のグラフを見てください。2000年以降のIPO(Initial Public Offering:新規株式公開)社数の推移です。

 2007年まで毎年100超で推移していたIPOの数が、昨年は20社を切るまでになりました。ドットコムバブルが崩壊しIPO不調と言われた2003年、2004年ですら120社を超えるIPOがあったのですから、まさに激減と言えるでしょう。また、今日の「新興市場、カネ詰まりで壊死寸前」という記事にもあるように、新興市場自体の冷え込みによってIPOをExit(出口)として狙うベンチャーキャピタル(VC)の投資も難しくなり、ベンチャー企業の資金調達も厳しさを増しています。

 一昨年から青山学院大学大学院で技術系ベンチャー経営の講座を受け持っていますが、技術系ベンチャーの場合は、先行投資型の事業が多く、成長のための資金調達は大きなテーマの一つです。そこで、私の講座の一部(第4、5時限)として11月6日(土)の午後に、NTVPの村口和孝さんをお迎えして、このような厳しい環境下におけるベンチャー企業経営のあり方について現役キャピタリストの視点で語ってもらいます。村口さんは、独立系ベンチャーキャピタリストとして「モバゲータウン」のディー・エヌ・エーを成功に導いたことで有名な方で、インフォテリアも設立時からハンズオンの支援を受けました。

[10/30 更新] isologueの磯崎哲也さんにも講義していただくことになりました。(こちらをご覧ください

 今回は、私の講義と違って多くの方々の役に立つお話となると思いますので、少しでも多くの方に村口さんの話を聞いていただければと考え公開講座にしました。参加資格は一切ありませんが、学内開催のため事前の登録が必要になりますので、参加を希望される方は、参加申し込み用特別アドレス( yhirano.aogaku@gmail.com )に参加希望のメール(氏名、所属)を送ってください。また、講義の後には、1時限をかけて質疑応答およびディスカッションの時間を設けています。多くの人と一緒にこれからの時代のベンチャー経営について意見を交わしたいと思いますので、興味のある方は是非ご参加ください。

講演:「IPO激減時代のベンチャー経営と資金調達」
講師:NTVP代表 村口和孝氏
日時:11月6日(土)14:45 - 17:50
   ※前半:村口氏講演、後半:質疑応答とディスカッション
   ※講義終了後に、村口さんを交え懇親会を予定しています
   ※前半:村口氏講演、後半:磯崎氏講演
   ※講義終了後に、両氏を交え懇親会を予定しています
(実費)
場所:青山学院大学大学院(青山キャンパス内)
   ※教室の情報は、メールをいただいた方にお送りします。
費用:無料
申込:yhirano.aogaku@gmail.comにお名前と所属をメール。

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